内容説明
本書は、中間構文、結果構文、二重目的語構文そして小節構文を取り扱っている。これの構文は、学校英文法の基本5文型で言えば、それぞれ第1文型、第3文型、第4文型、第5文型にあたるので、読者諸氏には馴染みの深いものであろう。生成文法理論で蓄積されてきた知見に基づいて、これらの構文の意味的・統語的な特徴を分かりやすく解説し、学校英文法で教わらない事例等を指摘する。
目次
第1章 中間構文(中間動詞の特徴;中間構文の意味的な特徴 ほか)
第2章 結果構文(典型的な結果構文;非典型的な結果構文 ほか)
第3章 二重目的語構文(動詞の種類;二重目的語構文の意味的特徴について ほか)
第4章 小節構文(小節の主語について;小節構文の統語範疇に関する選択制限と意味的制限 ほか)
著者等紹介
大庭幸男[オオバユキオ]
1949年福岡県生まれ。1976年九州大学大学院文学研究科修士課程修了。1998年市河賞受賞。1985‐1986年MIT留学。現在、大阪大学大学院文学研究科教授。文学(博士)(大阪大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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