内容説明
妖魔の左目を宿した少女剣士・黒川夏野は、国皇・安良に会い、興味を抱かれる。夏野を己の補佐として認めてもらうため、師匠である樋口伊織は国の第二の都・斎佳で理一位・本庄に夏野を引き合わせることにした。だが、対面が叶ったのも束の間、本庄は毒殺されてしまう。その背後には鷺沢恭一郎の父である大老の失脚を狙う西原家の企みがあった。人の陰謀が渦巻く中、妖かしの王・黒耀もまた蒼太に近づくのだが…。夏野と蒼太、恭一郎の未来は？角川春樹小説賞受賞作の好評シリーズ、第一部完結！！
著者等紹介
知野みさき［チノミサキ］
１９７２年生まれ。ミネソタ大学卒業。東京でウェブ編集の仕事に携わったのちカナダに渡る。現在、バンクーバー在住。五大銀行のひとつにて内部監査員を勤める。２０１２年『鈴の神さま』（ポプラ社）にてデビュー。また同年、『妖国の剣士』で第四回角川春樹小説賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
七色一味
52
読破。シリーズ4冊めで第１部の完結編です。完結と言ってもすっきりと全てが片付くわけではなく、「こ、これで終わったんだよな？」的な、ホラーものなんかでまま見られる、その後怪人による襲撃はぱったりと止んだ的な収まり方で、コレはまだまだ尾を引きそう。他の方々に比べ、相変わらず夏野はなんか弱々しくて、それでも今までの作品の中では一番主人公っぽくはあったかな（笑）2016/03/26
はにこ
21
これで一部完結らしいが、まだまだはっきりしないことも沢山。黒曜と孝弘は敵なの見方なの？西原家との戦いがこれで終わる気がしないのだが。。2部でまた新たな展開があるのかな？由紀彦を応援したい気持ちもあるけど、やっぱり恭一郎と夏野が結ばれたら嬉しいかな。2020/09/02
nono
18
図書館本。妖国の剣士第四弾。ここで第一部完結!?話はまだまだこれからなのに！夏野や蒼太の成長も著しいが、今回は陰謀渦巻く大人の世界が大変。妖の黒耀の意図も読めないし、まだ続きが気になります。早く続きを！2016/02/09
はま
17
シリーズ第４弾。第一部完。って第二部ちゃんと出るのかしら。。随分と強くなった夏野、でももっと理術の勉強して剣と術のハイブリッド夏野が楽しみなんでなんとか続きお願い致します。2016/02/03
cassyu
14
第一部完。なのですね～。。。しばらく間があくのかな。なにもかも決着ついてませんので（爆）二部の展開を楽しみに待ちます。2015/05/19
