ハルキ文庫
白虎の剣―長崎絵師通吏辰次郎 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 319p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784758437554
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

御用絵師・通吏辰次郎は、かつての主家の遺児・茂嘉と目の不自由な、おしのを連れて江戸より故郷の長崎に戻っていた。そんなある日、長崎会所から、密交易の頭取を務めるようにと密命を受けたが、その日のうちに、黄巾党なる秘密結社から襲撃される。オラダ・唐・長崎・目付…それぞれの思惑が絡み、辰次郎は、窮地に陥るが―。愛する者を守るため、辰次郎の豪剣が冴えわたる!著者の初期傑作長篇、『悲愁の剣』に続くシリーズ第二弾、新装版で登場。

著者等紹介

佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業。71年より74年末までスペインに滞在、闘牛社会を取材。以後、スペインをテーマにしたノンフィクション、小説を発表。1999年、初の時代小説『瑠璃の寺』(文庫化に際して『悲愁の剣』と改題)を発表後、次々と作品を執筆、時代小説の書き手として高い評価を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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myunclek

15
流石、時代作家大御所の佐伯泰英。ロマン溢れる長崎の出島を舞台に、謎と濃密な恋情そしてチャンバラ活劇を存分に楽しませてくれる。魅力ある女性に惚れられる絵師でありながら、支那のマフィア黄巾党の連中をバッタバタとやっつける。痛快と言えば痛快だが、絵師の裏では花魁の危な絵を描き、密貿易の長崎側の頭取そして南蛮殺法で敵無しの大活躍。実は、辰次郎こそがホンマの大悪人何じゃ無いかと思ったりもして^o^2016/07/08

犀門

2
No.019★★★★☆これまた佐伯泰英作品。長崎出島南蛮貿易、と来ると、何やらきな臭さが漂う。この作品も然り。辰次郎のキャラもあって面白く読んだ。同シリーズ第1作『悲愁の剣』も読まねば。2022/02/26

未到散人

0
3はあるのかないのか。2013/07/29

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