ハルキ文庫
首売り丹左

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  • サイズ 文庫判/ページ数 258p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784758436915
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

武田晴信(のちの信玄)が宿敵・村上義清との戦いで大敗を喫した、天保の時代。戦場には出ず、落ち武者を狙ってその首を狩る“首売り”で生き延びてきた丹左は、兵の争いに潜り込み、敵の首を獲ることで手柄を得て弟妹たちを養っている。ある日、足軽でありながら大金を持つ男に首を売ってくれないかと頼まれた。その男が、十年ぶりに会う昔の恩人であることに気づいた丹左は、さらなる無茶な依頼を引き受けることに…。戦国時代を舞台にした、新たなアクション時代小説の開幕。

著者等紹介

中谷航太郎[ナカタニコウタロウ]
広島県出身、早稲田大学卒。写真家。小説家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あっこ

13
殺伐とした時代だけど、みんな人間臭くていいキャラ達だなと思った。この先、丹左達はどうなっていくのだろうか…どんな厄介な事に巻き込まれても、兄妹が無事で仲良くあってほしい。2014/06/02

海猫

10
同じ著者のヤマダチの砦が面白かったので期待したが散漫な内容でいつまでたっても本題に入らないもどかしさのまま読了。面白そうな設定なのに生かせてないしキャラクターも主人公ぐらいしか立っていない。2012/10/16

小雀✡ずーっと積読減強化月……

4
時代小説「魁&新三郎」の作者が描く、戦国期シリーズ。 時代は信玄vs.謙信 大激突の頃。 落武者の兜首を狩り、売って暮らす丹左と弟妹の命懸けの闘い。 スピード感があり、頁数も少ないのでサクッと読めるし、登場人物にも魅力があっていい。 次巻は信長が絡んで来る様なので楽しみ。2013/10/11

kawaken1216

4
読みやすいです。それは、登場人物のキャラクターを立たせるのが巧いから…なんだけど、本作は武士に自分たちの村を滅ぼされた農民が主人公。 話を派手にしても、落ち武者狩りなわけで(一部例外あり)… 上田原の合戦、戸石城攻防戦(武田vs村上の主戦場)、川中島といったメインの合戦で主人公が意表をつく活躍が全く見られないです。(むしろ、清々しいくらいに^^;) 戦国バサラプレーヤーとしては、表紙に期待してしまったのですが(単純)、次回作は矢野先生の蛇衆のような ド迫力アクション+駆け引きを期待します。2013/06/09

ぶーにゃん@積ん読本解消中

4
戦国時代の甲斐の武田信玄による信濃の村上義清との戦の中で、兄弟たちを食わすために始めた丹左の首狩家業は、人に知られれば、疎まれ商売とならない。 少しでも高い首を目指して、戦場を駆け巡る様を描くが感情のない丹左とその兄弟の描き方がちょっと軽過ぎて今ひとつ。首狩りという大胆な創作部分をもう少し膨らませて登場人物にもう少し深みのある描写が必要かな?導入部で次作は桶狭間後の尾張を描くようだが購入は検討を要します。 2013/03/16

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