内容説明
吉宗は子供時代に出会った謎の姫君の正体について思い悩んでいた。そんな折り、陸奥の譜代大名、大門家の長男の訃報が届く。吉宗は、大門家の当主の正室・阿佐が、実はあの姫君なのではと考えていたのだ。一方、天童兵庫は大門家の轟小六の到着を心待ちにしていた。剣に非凡な才能を持つ小六ともう一度勝負したかったのだ。だが小六は一向に到着する気配がない。江戸で小六を見たという噂を聞くのだが、果たして彼はどこへ消えてしまったのか?吉宗、兵庫、伊織たちの活躍を描く、好評シリーズ第三弾。
著者等紹介
伊藤致雄[イトウムネオ]
1942年宮城県生まれ。2005年に「神の血脈」で第6回小松左京賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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