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内容説明
海辺の街サスクノックは妖精が“善き隣人”と呼ばれ人間と共に生きる街―。何も知らず“奉仕活動”をやるハメになった少年キーチは、その内容が「妖精にまつわるトラブル解決」だと知って仰天!古い家に棲みついて食糧を盗んだり、若い女を口説くのが生き甲斐だったりと妖精達はクセモノ揃い。さらにキーチと一緒に働くセンターの相談員達(※多分人間、性別♀)も予想外に強烈で!?ハプニング上等、お隣さんとの日々を描くハートフルテイル。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
10
【★★★☆☆】良くも悪くもライトノベル、2008年刊行とのことですがノリとしてはもっと古い作品と言われても違和感なさそうw 続編がなく事実上の単発作品なのは、続編を出さなかったのか出せなかったのか……。 “善き隣人”と呼ばれる妖精が人間と共生する街で、主人公キーチが妖精にまつわるトラブルを受け持つ相談員の一員になるまでの顛末が描かれた作品ですが、女性陣の個性的なキャラが皆掘り下げ不足もあり活かしきれてないのが惜しいなと。続編が出てたら、メアリがクーデレヒロインとして大正義待ったなしだったのに勿体ない~w2014/11/16
クローカ
4
ライトノベル。これはいいですね。現代からファンタジーに半歩ずらした世界観で、妖精(善き隣人)たちと人間の共存共生に格闘する相談所のお話。作品をあまりジャンルでばかり語るのも、とは思いますが、ライトノベル、ジュブナイル小説、少女小説、(ついでにイラストのえろげ感も)といった辺りをクロスオーバーする普遍的な魅力に満ち、軽い読み口が大変好ましい作品でした。(今のところ)一冊で終わってしまっているのが惜しまれますが、切れ味という点では致し方なし、とも思えるような充実度でした。他作品もチェックしてみようかな。2013/10/07
akiu
2
妖精と共生する街を舞台に、少年の成長を描いたジュブナイルっぽいラノベ。とてもよく出来た作品でした。少年を取り巻く面々(女の子)が個性的でよくキャラ立ちしているのと、不良少年が周囲のあたたかさに触れて徐々に打ち解けていくという王道的な物語が心地よい。一人称はちょっと江戸っ子な語り口すぎて変な感じでしたが、慣れてくればハマる調子です。妖精はまだまだ出し足りない感じでしたし、世界観もしっかり作り込まれている風だったので、1冊で終わるのはもったいないです。あと、白黒がパキッとしたイラストも超好み。2013/11/14
K-Wing
1
うーん、まだ導入部ってとこみたいな感じ。 まあ、面白くはなりそう。2012/07/26
ミロ
1
ディアナがキーチに諭(さと)したセリフ 「悔しいなら、悲しいならきみはそれ以上に幸せになる権利がある。ねえわかる?……」 ――思わずキュンキュン指数最高潮!!ええこと言うやないの、所長!ついでにかわいいぞ、こんちくしょー!! 惜しむらくは、SH@PPLEや百魔女に比べて、地の文における「竹岡節」成分がもうちょっと爆発してほしかったかもしれないってこと。あとがきは、相変わらず笑わせてもらいましたw 個人的には、物語が進むにつれて、メアリのことがどんどん好きになっていきました。 彼女の熱いハートに乾杯w2011/01/26