天才の時間

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784757160156
  • NDC分類 280.4
  • Cコード C0095

内容説明

科学者、数学者、哲学者、芸術家…。“天才”といわれる人物に共通して訪れる人生の休暇。かれらの“暇”と“思索”の秘密を探り、偉業の原点に迫る。

目次

アイザック・ニュートン 生涯の研究を成し遂げた二〇カ月の創造的休暇
アルベルト・アインシュタイン 二〇世紀の世界観を変えた最も才能ある人の不遇
スティーヴン・ホーキング 天から与えられた休暇で開花した宇宙論
チャールズ・ダーウィン 進化論のアイデアを温め続けた生涯休暇人
シュリニヴァーサ・ラマヌジャン 数学しか勉強しない、数学だけに没頭する頭脳
グレゴリー・ペレルマン 問題を解くエクスタシーに生きる数学者
マウリッツ・エッシャー 版画の中に豊穣な幾何学世界を閉じ込める才能
イマニュエル・カント 現代科学がわかってた?二〇〇年前の考える人
ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン 『論考』から『探究』への飛躍を生んだ回り道
カール・グスタフ・ユング 深層心理の旅で確立した無意識の世界
宮澤賢治 『銀河鉄道の夜』に秘められた科学の美
鈴木光司 恐怖の感情を自在に操る卓越した才能
北野武 「世界のキタノ」を生みだした長い下積み

著者等紹介

竹内薫[タケウチカオル]
1960年生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。マギール大学大学院博士課程修了。Ph.D.(高エネルギー物理学専攻)。FMラジオJ‐WAVE「JAM THE WORLD」金曜日担当ナビゲーター。フジテレビ系「たけしのコマ大数学科」解説担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のき

2
天才と評価されまでの物を熟成させるまでには雑事から解放される一定時間と継続する熱意、寝食を忘れるほどの集中力が必要。そんなことができるから天才と言う。人間って多種多様。2020/08/18

Taka

2
13人の天才について、彼らの功績と、その才能が開花されたバックボーンとなる期間について解説されている。難しい理論もとにかくわかりやすく書かれていて、大いに知的好奇心が刺激される。素質の開花に休暇が共通しているというのは意外だった。自分も時間の使い方をもう少し考えなきゃならないなと思った。2015/07/23

naoto

1
ヴィトゲンシュタインと宮沢賢治が特によかったかな。ヴィトゲンシュタインは全く接点がなかったんで、機会があったら触れてみたい。宮沢賢治は、竹内薫の科学的解説が面白い。何度か聞いてるけど、1冊じっくり、「竹内薫の宮沢賢治論」を読んでみたい。2019/03/11

mamewo

1
ラマヌジャン、宮沢賢治の回が印象的。ニュートンやダーウィンの研究成果の背景が興味深い。ただの偉人伝ではなく、その才が花開くに至るまでいかにして熟成されていったかという視点がよかった。他の著作も読んでみたい。2015/12/31

Chris

1
天才たちがなぜ天才たりえたのかを分析した本。分かりやすい文章で書かれているため読みやすい。自分の時間の使い方について考えさせられる本。2013/09/16

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