内容説明
本書は、HMGCoA‐RIの横紋筋融解症の理解と、適正使用に供しやすくするために、「医薬ジャーナル」での連載をまとめ、不足部分を書き加えて、著書として刊行することにしたものである。
目次
第1章 薬理作用(歴史;物理化学的性質と活性型;薬理作用発言の作用機序;用法・用量;薬物動態;各HMGCoA‐RIの特徴)
第2章 臨床試験(大規模臨床試験;臨床試験におけるHMGCoA‐RIによる有害事象;臨床試験におけるHMGCoA‐RIによる筋原性疾患と横紋筋融解症の発症)
第3章 横紋筋融解症について(筋疾患の分類;横紋筋融解症)
第4章 横紋筋融解症発現機序(コレステロールの減少;コレステロール合成系の中間代謝物産生抑制;[Ca2+]iの関与;薬物間相互作用;病態的要因;生理的要因)
第5章 横紋筋融解症発症の予防と治療(HMGCoA‐RIによる横紋筋融解症発症の予防;HMGCoA‐RIによる横紋筋融解症の治療;有害事象対策)
著者等紹介
二見高弘[フタミタカヒロ]
1969年京都大学薬学部卒業。花王主任研究員、東京医科歯科大学助手、テネシー大学リサーチアソシエート、理化学研究所研究員、京都大学講師・副薬剤部長を経て、2008年大阪赤十字病院薬剤部長を退職。薬理、神経生理・解剖、医療薬学専攻。薬学博士、医学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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