多文化社会への道

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  • サイズ B6判/ページ数 382p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750318363
  • NDC分類 334.4
  • Cコード C0336

内容説明

本書では、移民との接触がおこなわれるさまざまな場での経験とエスニック集団ごとの日本社会とのかかわりかたをもとに、日本的多文化主義の構築を模索する。

目次

多文化社会をどう建設するか
第1部 移民と日本人が出会う場(IT企業に見る外国人労働者;多文化環境の大学;「エイリアン」との遭遇―学校で何が起こっているか;変容するカトリック教会 ほか)
第2部 エスニック集団ごとの日本社会へのかかわり(中国人―日本社会と新華僑;ブラジル人―「住み分け」から「共生」へ;「新韓国人」―適応による潜在化と孤立;フィリピン人―内部からの貢献 ほか)

著者等紹介

駒井洋[コマイヒロシ]
1940年生まれ、大連出身。1964年東京大学文学部社会学科卒業。1970年同大学院社会学研究科博士課程修了。東洋大学社会学部専任講師、筑波大学社会科学系助教授を経て、現在同教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

外国人移民の定住化が進展するなかで、多文化社会としての日本をいかに建設するか。第1部では文化的経験や交流がおこなわれる場、第2部ではエスニック集団ごとの日本社会とのかかわり、という2つの軸をたて、日本に適合する、いわば、日本型多文化主義の可能性を探る。

刊行の趣旨/はじめに

第1章 多文化社会をどう建設するか 駒井 洋
1 多文化主義の意義/2 移民受け入れ国における多文化主義政策の内容/3 移民が参加する場――企業、大学、教会/4 日本社会に参加するエスニック集団/5 日本人との「住みわけ」と日本社会での「潜在化」/6 多文化社会化を阻むもの/7 多文化社会への道

第1部 移民と日本人が出会う場

第2章 IT企業に見る外国人労働者 千秋 敏
はじめに/1 外国人労働者雇用の必然性はあるか/2 二乗三乗で不足しているIT人材/3 職場に独創的な手法を移植する/4 大きい異文化交流の相乗効果/5 能力発揮を拒むような障壁?/6 ナレッジ・マネージメント手法/おわりに

第3章 多文化環境の大学 今村正治/大島英穂
1 多文化環境の大学/2 多文化環境の中での学生と教員/3 多文化社会の可能性

第4章 「エイリアン」との遭遇――学校で何が起こっているか 志水宏吉
はじめに/1 学校文化のなかの「三重のハードル」――調査からわかったこと/2 生徒と教師の生き残り戦略――日系ブラジル人と日本の中学校/3 学校文化の変革に向けて――学校・地域・研究者の「連携」とエスニック・メディア 白水繁彦
1 本稿の目的/2 エスニック・メディアとは/3 エスニック・メディアの現状/4 在日エスニック・メディアの問題点と課題

第2部 エスニック集団ごとの日本社会へのかかわり

第9章 中国人――日本社会と新華僑 陳 天璽
はじめに/1 多様化する華僑社会と新たな旋風/2 各分野で活躍する新華僑と日本のかかわり/3 文化摩擦から多文化共生へ/おわりに

第10章 ブラジル人――「住み分け」から「共生」へ 深沢正雪
はじめに/1 「住み分け」/2 コミュニティの構造/3 住み分けの中の接触/4 コミュニティの形成プロセス/5 旧来住民の意識変化/6 日本人海外移住史の視点から/7 地方自治体の国際化

第11章 「新韓国人」――適応による潜在化と孤立 高 鮮徽
はじめに/1 近年の韓国社会、日本社会と、両社会の関係の動向/2 研究対象者と私/3 寿町の外国人労働者とB村の人々/4 夢の実現、そして/5 企業駐在員、留学生、職人、風俗産業従事者たちの意識と動向/6 適応により潜在化し、孤立する人々

第12章 フィリピン人――内部からの貢献 M・R・ピケロ―バレスカス(角谷多佳子訳)<