出版社内容情報
聴覚障害を持つ子どものコミュニケーションには、聴覚系(聴覚口語法)と視覚系(手話)がある。手話を導入することで子どもの認知・言語発達能力の発達過程・段階がどのように変わるかを、自身聴覚障害を持つ著者が12の実験を通して明らかにする。
まえがき
第1部 序 論
第1章 ろう児の認知発達
第1節 ろう児の認知発達に関するこれまでの研究
第2節 発達評価の基本的問題
第2章 手話の特質と空間認知の発達
第1節 手話における空間的表現とその獲得
第2節 ろう幼児の空間認知発達
第3章 この本で目指すもの
第4章 この本の構成
第5章 本書で使用する手型記号について
第2部 3次元物体の空間認知
第1章 成人ろう者の3次元物体の手話表現
第1節 手話による立体表現(実験1)
第2章 子どもの3次元物体描画表現
第1節 ろう幼児の3次元物体描画表現(実験2)
第2節 きこえる幼児の3次元物体描画表現(実験3)
第3節 児童期ろう児の3次元物体描画表現(実験4)
第4節 実験2~4をもとにした総合的検討
第3章 子どもの3次元物体手話表現理解
第1節 ろう幼児と3次元物体立体表現理解(実験5)
第2節 きこえる幼児の3次元物体の手話表現理解(実験6)
第3節 実験5・6をもとにした総合的検討
第4章 子どもの3次元物体の手話あるいは手によの手話
第1章 ろう児の手話表現と空間認知
第2章 今後の課題
執筆を終えて――雑感
引用・参考文献
目次
第1部 序論(ろう児の認知発達;手話の特質と空間認知の発達 ほか)
第2部 3次元物体の空間認知(成人ろう者の3次元物体の手話表現;子どもの3次元物体描画表現 ほか)
第3部 空間布置の手話表現(成人ろう者の空間布置手話表現;ろう幼児とろう児童の空間布置手話表現;空間布置の手話表現の総合的考察)
第4部 子どもの手話(ろう児の手話表現と空間認知;今後の課題)
著者等紹介
中野聡子[ナカノサトコ]
筑波大学大学院博士課程心身障害学研究科修了。博士(心身障害学)・国立身体障害者リハビリテーションセンター学院手話通訳学科非常勤講師。群馬県在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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