出版社内容情報
メリーゴーラウンドからとび出した不思議なシマウマの背に乗って、僕は空中を駆けまわる。さわやかな笑いと冒険のファンタジー。 小学校中学年~小学校高学年
内容説明
おかしなことがつぎつぎ起こった。いろいろ知ってる物知り石。笑うアルマジロ。オレンジ色のおいしいサボテン。散歩をしているイチョウの木。悲しみの川をわたる。笑いの丘をこえる。シマウマに乗って空をはしる…。ぼくのオモシロ空中大冒険。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くろうさぎ
14
少年版「不思議の国のアリス」のようなお話で、とても面白かったです。字数は多いけど、孫たちにも読んであげたい。このシマウマに出会ったら絶対、背中に乗ってみたいなぁ…。一緒に食べたサボテンもとても美味しそうだし、読んでいるだけで楽しそうな様子が浮かんできます。三つのお願いは何を頼もうかな?なんて大人の私でもワクワクしてしまう。ラストは思いがけない終わり方だったけれど、ほのぼのしていますね。2023/05/08
深青
6
なんだか不思議な世界観。不思議な魅力にも溢れてます。(しゃべるメリーゴーランドのシマウマとか、美味しいサボテンとか…)特にシマウマとの禅問答のような会話が良かった。素直じゃないシマウマ、キミ可愛いよ!で、ラスト。中々意味深だと思いました。少年、おうちはどうしたんだ!?2014/01/22
tom
2
子供の頃好きだった本を再読するブームが(私的に)来ているため、図書館で借りる。こんな話だったっけ、と感じ、懐かしい。児童文学にしては文字量も多い。当時最も好きだった、砂漠でサボテンを食べる場面。記憶では砂糖菓子のような味だったと思っていたが、実際は、トゲの部分がクッキー、肉の部分がブルーベリーのシャーベットのような味、であった。当時はその表現がとてもおいしそうに感じた。2021/09/04
わらび
2
再読。 斉藤洋さん最高。 サボテンが食べたくなるのはこの本のせい。2011/05/06
misako
1
子供の頃大好きだった本を再読。 シマウマと少年の会話が楽しいです。 やっぱり斉藤洋さんの作品はワクワクしておもしろいし、なんだかちょっと心が温かくなって、素敵です。 子供に読んであげようと思います。2018/09/16