内容説明
戦国の世、幾多の合戦が行われた近江国。その動乱の日々はどのように伝えられたのか。軍書をもとに、浅井三代の興亡を描くとともに、時代の中で育まれた、信玄・謙信・信長ら武将たちの「天下」への夢と心情を読み解く。
目次
第1章 戦国の記録―戦国軍記、あるいは軍書の世界(戦国軍記と近世軍書;近世軍書の流れ)
第2章 『江北記』『江濃記』の世界(『江北記』と小倉実隆の教訓和歌;『江濃記』の描く戦国の近江)
第3章 『浅井物語』と『浅井三代記』の世界(天下を心がける―『浅井三代記』の世界;『浅井物語』の描く若者たち)
付録 偽書『江源武鑑』の世界
著者等紹介
笹川祥生[ササカワサチオ]
1939年京都府に生まれる。1966年京都大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、京都女子大学教授
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