- ホーム
- > 和書
- > 法律
- > 民法
- > 物権法・財産法・債権法
内容説明
私たちは、日々、不法行為法を通じて、社会関係を再編している。個人の権利保護は、社会秩序の再編と表裏一体の関係にある。不法行為法は社会の変動に敏感に反応する部分である。約定とならぶ債権の発生原因である不法行為・不当利得・事務管理(=法定債権)を、「救済(あるいは責任)の法」として再構成することを試みる。
目次
総論 救済と責任
序章 不法行為法の展開
第1章 一般不法行為の要件
第2章 一般不法行為の効果
第3章 調整原理
第4章 特殊な不法行為
第5章 契約・不法行為以外の債務発生原因
補論 社会変動と民法
著者等紹介
大村敦志[オオムラアツシ]
1958年生まれ。1982年東京大学法学部卒業。現在、東京大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TM
1
学問としての不法行為論の基礎の基礎はとらえられる。所々で分かりやすい!と思う大村先生らしい説明があり,そういう点は理解に役立つが,やはり不法行為論は判例を学んでなんぼという世界であるため,判例の紹介の少ない本書で到達できるレベルはそこまで高いものではないだろう。学説についても,現在の対立点を簡潔に記述しているものが多く,そこに至るまでの歴史的な経緯があまり記述されていないので,なぜそういう議論になているのかについてまで理解できないところが難点といえる。基本の基本を学ぶ本としてはおすすめできる。2017/06/03
おかえ
0
インプットはこれくらいでいいよね。後はひたすら過去問。2018/12/31