内容説明
本巻は、最高裁判所刑事判例集第27巻(昭和48年度)に登載された36件の判例全件についての評釈である。この昭和48年は、最高裁判所にとっては一つの転換期であったともいえる。それは、とくに次の二つの判決に示されている。一つは、尊属殺人の規定を違憲とした判決であり、いま一つは、公務員の争議行為についての全農林事件である。
本巻は、最高裁判所刑事判例集第27巻(昭和48年度)に登載された36件の判例全件についての評釈である。この昭和48年は、最高裁判所にとっては一つの転換期であったともいえる。それは、とくに次の二つの判決に示されている。一つは、尊属殺人の規定を違憲とした判決であり、いま一つは、公務員の争議行為についての全農林事件である。