内容説明
地方史活動における新たな課題、その解決に向けた取り組みや方法について、さまざまな地域やそれぞれの現場の声をもとに検証し、これからの「地方史活動」のあり方を探る。地方史研究協議会第63回(東京)大会成果論集。
目次
1 地方史研究の現状と課題(「連携」に探る地方史研究団体の新しいかたち―徳島地方史研究会の取り組みを中心に;地域再生の歴史学―地方紙記者からの提言;総合学としての地方史研究にむけて―地域学歴史文化研究センターの実践から)
2 地方史活動の広がり(新しい学びのかたちを求めて―八尾市立歴史民俗資料館の活動;地域博物館の活動から捉えた地方史の展開と課題;地域住民による「地方史活動」と地域博物館―平塚市博物館歴史系サークルの活動を通して;地方史研究の愉しみ、そして可能性―まちと暮らしの中で)
3 地方史資料の新たな可能性(市町村アーカイブスの役割―地域のコンシェルジュをめざして;関東大震災と地方史の教訓―横浜市史の編纂過程を中心に;地方史活動と学校教育―その現状と可能性)
公開講演(寺院文書の構造的把握;幕末期江戸周辺地域史論―武士と農民との婚姻関係を中心に)