出版社内容情報
志野流香道を中心に約600個の写真図版を用い,そのお手前作法の基本と応用および組香の詳細を解説する。 目次 〔志野流香道史序説〕(蜂谷宗玄)〔手前作法〕基礎編 応用編 〔組香〕鶯香 子日香 梅花香 雉子香 若菜香 蛙香 五月香 山路香 杜若香【ほか】
内容説明
豊富な連続コマ写真・図版を用いて、作法・組香から香道の本質まで分かりやすく解説。
目次
第1部 志野流香道史序説(香道のはじめ;志野流香道のあゆみ;香木の附銘 ほか)
第2部 手前作法(基礎編;応用編)
第3部 組香(春 鶯香;春 子日香;春 梅花香 ほか)
感想・レビュー
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本の紙魚
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香道志野流のお稽古の手引本。香道の成り立ちから香席の作法、お道具やさまざまな組香について、ちょっとレトロな写真と絵付きで解説している。1976年に出版されたものの2006年の改訂版。香道は習い事のなかでも相当マニアックなイメージがあるので余り新しい資料が無いのかもしれない。源氏香の解説や点数によっての風流な呼び方がみやびだ。一番惹かれたのは「空蝉香」という源氏物語の空蝉にまつわる巻をテーマにした組香の項。源氏と空蝉と小君と軒端萩とが次々に登場して最後の答えによって物語に因んだ答え方があるとか。 2021/11/27