山溪叢書<br> 栂海新道を拓く―夢の縦走路にかけた青春

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山溪叢書
栂海新道を拓く―夢の縦走路にかけた青春

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  • サイズ B6判/ページ数 281p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784635330473
  • NDC分類 291.5
  • Cコード C0395

内容説明

全長27キロに及ぶ長大な縦走路を10年の歳月をかけて開拓したのは小さな地元の山岳会だった…。幻の著書『山族野郎の青春(昭和46年刊)』を全面的に改稿し、さらにその後、現在に至るまでの栂海新道の変遷を辿った待望の一冊。

目次

第1部 山族野郎の青春(栂海新道とはどのような道か;誕生、さわがに山岳会;登山道、犬ヶ岳へ達す;盗伐容疑の成り果て ほか)
第2部 それからの栂海新道(栂海新道の四季;栂海新道を守る人たち;海のウェストン祭;アルプスと海をつなぐ植生 ほか)

著者等紹介

小野健[オノケン]
1932年、福島県いわき市生まれ。1956年、早稲田大学第一理工学部鉱山学科卒業。工学博士。1961年にさわがに山岳会を結成し会長となる。1962年から1971年まで、十年をかけて栂海新道を開拓。1972年、第十二回山溪山岳賞、2003年、第一回「山と溪谷」山岳環境賞、2004年、第九回NHK地域放送文化賞受賞。2006年より糸魚川市文化協会会長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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100名山

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まだ著者が存命中に八方尾根から親不知まで抜けました。 栂海山荘に宿泊した際にそこに置いてあった「栂海新道ものがたり」をぱらぱらよ読み、林野庁環境省と喧嘩しながら拓いたことを知り、いつか読もうと思っていました。備え付けのノートには著者がヘリで栂海山荘に上がったことも書かれていました。私には贅沢な遊びを実行した幸運なオヤジとしか見えません。栂海新道は私道です。そういう道が一つぐらいあってもよいと思います。著者も巻末の書かれていますが、小野健亡き後の維持管理が大きな課題で、廃道もありかと思います。2017/09/26

コカブ

0
著者は、福島県いわき市生まれだが、大学卒業後に電気化学工業に入社して青海町に住む。すると、職場のメンバーを集めて「さわがに山岳会」を結成した。さわがに山岳会は、黒姫山の登山ルートを切り開くと、続いて北アルプスの朝日岳から尾根伝いに親不知までの山道を切り開きにかかる。様々なメンバーの入れ替わりがあったが、北アルプスと海をつなぐ栂海新道が開通した。本書は、元々ここら辺をまとめた「山族野郎の青春」という本を復刻したものだ。だが、2010年に再出版するに当たり、著者の近況も描かれている。2013/07/28

酒飲み本読み

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★★★☆☆ 恐るべき行動力。 いつかは歩いてみたい。2022/08/25

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