内容説明
歴史を調べてみると、火山の個性と噴火の傾向が見えてくる。各山ごとに噴火警戒レベルに対応した詳細地図を収録した、日本の火山がわかる本。
目次
第1章 火山の基礎知識(火山とは;噴火の形)
第2章 日本の火山と災害(日本の火山活動;火山災害;噴火の予兆)
第3章 噴火警戒と防災(噴火警戒;活火山への登山)
第4章 噴火警戒レベルの山30(登ってみたい30火山)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤
41
最初に火山の基礎知識をわかりやすく解説。そして常時観測火山47山のうち、登山に適し、火山として注視すべく30山を選んで紹介。それぞれの火山の過去の事例を詳細に説明。歴史を調べてみると、火山の個性と噴火の傾向が見えてくるよう。防災情報も詳しいので、もし、ここに紹介されている火山の登山を計画しているなら参考になる。2019/08/24
Humbaba
5
現在問題が起きているかどうかと、今後問題が起きないかは全く別の問題である。火山があるというのは恩恵もあるが、一度牙を向けば一帯に大きな被害が発生する。急に活動が活発化するとその被害は更に大きい物になってしまうので、常に監視を続けておく必要がある。2016/07/02
コカブ
4
日本にある常時観測火山47山のうち、注視すべき30山を紹介している。噴火警戒レベルを主軸にした紹介で、ここ最近でもけっこう噴火があった。噴火警戒レベルがどのようなものかを知らなかったが、どうも人命に対する影響を考えたレベル設定になっているようだった。だから噴火警戒レベル5の対象だからといって、火山学的な噴火規模が大きいとは限らないようだ。逆に、2014年の御嶽山の噴火のように、火山学的には小規模の噴火でも被害が(ある程度)大きい事もある。火山対策を通じて、科学をどう社会で利用するかを考えた一冊だった。2016/04/09
くらーく
2
日本には多くの火山があり、また火山の種類も豊富。ぜひ、この資源を有効に活用して欲しいけどなあ。 西之島は噴火警戒にならないのは、人がいないからなんだね。今、最もホットだった火山なのに。 北方領土にも10の活火山があると記述があるけど、実際にどうやって観察しているのだろうねえ。ロシアと情報共有しているのかねえ。 生きている間に、もう一回有珠山の噴火を見られる。。。かな。2016/06/11