内容説明
日本の山岳写真文化を牽引した男、白籏史朗の生涯を描く。
目次
富士うつくしき故郷―山梨県大月
暗中模索の青春―岡田紅陽の内弟子時代
山岳写真家宣言―わが行く道を見つけたり
南アルプス―北岳を盟主とする心の山々
尾瀬―山、水、花、霧の世界
富士山―子供の頃から別格の山
北アルプス―古希を過ぎても挑み続ける山々
「日本山岳写真集団」からの離脱―師と弟子の死
「白い峰」の創設―活発な山行と写真講評会
「白い峰」の運営―会員たちの見た白籏像
海外の山へ―ヒンズー・クシュ山脈とマカルー遠征
五六〇日におよぶヒマラヤ取材―助手二人の死
足かけ三年、四三〇日のカラコルム―九死に一生を得た交通事故
世界に認められた事績―なお続く悠久の道
著者等紹介
井ノ部康之[イノベヤスユキ]
1940年、福井県大野市生まれ。東北大学美学美術史学科卒業後、テレビの構成作家として、種々の番組の台本を執筆して約30年、『雪炎!星と語る男たち』(静岡朝日テレビ)で1993年度のギャラクシー選賞を受賞した。その後、作家に転じる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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