出版社内容情報
「よくわかる文章表現の技術」シリーズの続刊。文法面から文章表現をとらえたもので、本書の主眼は三つ。1文末表現の選択に変化をつけることによる、文章表現の緩急のつけ方を学ぶこと 2読者にやさしい文章になるような適切な表現選択を学ぶこと 3日本語の表記の多様性によって生まれる表現性を学ぶことまた、実際に大学の講義の中で学生が取り組んだ課題答案を統計処理し、その分析に基づき解説を加えている。
目次
日本語は最後まで読まなくてもわかる
なぜ受身を使うか
現在形と過去形の使い分け
否定表現の功罪
丁寧形と普通形の混用の可否
待遇表現の活用
指示語の適切な使用法
誤解を招きやすい表現
引用の多重性
カタカナ語は日本語をだめにするか
漢語は日本語をやさしくするか
ルビと複線的テクスト