ポイエーシス叢書
アヴァンギャルドの時代―1910年‐30年代

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  • サイズ B6判/ページ数 211p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784624932374
  • NDC分類 902.05
  • Cコード C0398

出版社内容情報

〔1910年―30年代〕未来派、ダダ、シュルレアリスムへと至るアヴァンギャルド運動を、破壊的言語と精神の解放という20世紀の尖鋭なる知的パラダイムとして再構成した文学思想史。

内容説明

アヴァンギャルドとは何だったのか。未来派と速度、ダダによる意味作用の切断、シュルレアリスムの夢と無意識の探究―。破壊的言語と精神の解放という「われわれの世紀」の知的パラダイムをもっとも尖鋭に体現してみせたアヴァンギャルドたちの見果てぬ夢を運動の語られざる裏面史まで再構成しつつ、生き生きと浮かび上がらせる文学/思想史の野心作。

目次

消えた鞄の謎―ダダ出生の秘密
鞄の中身―ツァラと「黒人詩」の接点
未来派と速度―時速200キロのスピード感覚
未来派のイメージ論―シュルレアリスムの先駆者
未来派の言語の冒険―その野心と限界
理性が狂気に出会うとき―ブルトンの登場
ブルトンと精神医学―バビンスキー博士のもとで
若きブルトンのフロイト体験―期待と失望
「シュルレアリスム」の出現
ツァラのダダ以後
『ナジャ』の詩と真実
アヴァンギャルドの夢
アヴァンギャルドの変貌