内容説明
深刻な少子化に直面する韓国では、2000年代半ば以降、政権交代を経験しつつも保育政策を急速に拡充させてきた。女性の社会進出を促進し、家族によるケアを中心とした家族主義福祉レジームからの転換が試みられている。誰が牽引し、また何をもたらしたのか。その成否を多数の資料を用いて分析し、韓国政治の行末を考察する。
目次
序章 少子化問題と保育政策
第1章 保育政策の変容
第2章 革新政権の誕生
第3章 革新政権の新しい政治
第4章 保守政権の復帰
第5章 保守政権の破滅
終章 保育政策と韓国の福祉国家
著者等紹介
崔佳榮[チェカエイ]
1981年生まれ。2017年京都大学大学院法学研究科博士後期課程修了(法学博士)。現在、京都大学大学院法学研究科特定助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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