出版社内容情報
震災前から存在する人の絆の姿とは? 10年におよぶアジア4カ国の調査からコミュニティ再生の可能性を探る試みユイ、モヤイ、テツダイと呼ばれる日本の伝統的な地域社会におけるさまざまな互助の伝統。本書では韓国、中国、台湾という東アジア圏に共通してみられる互助ネットワークを現地調査によって掘り起し、相互比較を行うことで東アジア的な互助のありかたを抽出。同時に日本の「無縁社会」の現状から支え合いの社会システムとしての互助社会を展望。
はじめに
序 章 情けは人の為ならず
1 人間関係の潤滑油としての支え合い
2 互助社会の構造??「助」行為と互助ネットワーク
第1章 日本の互助慣行
1 日本の伝統的な互助行為
2 日本の互助社会の特性
3 ムラ社会に見る自由と平等
第2章 韓国の互助慣行
1 朝鮮半島の代表的な互助行為
2 日本と韓国の互助慣行の比較
3 韓国の互助慣行の特徴
第3章 中国の互助慣行
1 中国の代表的な互助行為
2 中国互助慣行の変容
3 「社会主義市場経済」の互助慣行への影響
第4章 台湾の互助慣行
1 台湾の代表的な互助行為
2 日本の台湾統治時代の互助慣行
3 日本と台湾の互助慣行の比較
第5章 東アジアの互助社会
1 東アジアの互助社会研究の視座
2 東アジアの社会特性と互助慣行
3 東アジアの相互交流と互助ネットワーク
4 「東アジア共同体」と互助社会
終 章 現代互助社会の可能性??支え合いの社会システム構築に向けて
1 日本の「有縁社会」の再生
2 支え合いの社会システムを目指して
おわりに
参考文献
索 引
恩田 守雄[オンダ モリオ]
著・文・その他
内容説明
震災前から存在する人の絆の姿とは?10年におよぶアジア4カ国の調査から、コミュニティ再生の可能性を探る試み。
目次
序章 情けは人の為ならず
第1章 日本の互助慣行
第2章 韓国の互助慣行
第3章 中国の互助慣行
第4章 台湾の互助慣行
第5章 東アジアの互助社会
終章 現代互助社会の可能性―支え合いの社会システム構築に向けて
著者等紹介
恩田守雄[オンダモリオ]
1955年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科社会文化研究専攻博士課程修了、博士(社会学)。専門社会調査士(社会調査協会)。現在、流通経済大学社会学部教授。専門:経済社会学、開発社会学、民俗社会学、地域創生学(地域社会論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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