出版社内容情報
親が育てられない赤ちゃんを匿名で預けられる「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」が日本で最初に開設されてから10年がたった。ようやく二つ目が設置されようかという動きがあったものの、いまだ実現には至っていない。妊娠や子育てに悩んでいる人の相談活動を続ける著者は、ひとりでも多くの赤ちゃんの「命」の誕生を願ってその存在意義を訴え続ける。かけがえのない「命」のバトンをつなぐためにできることは何か。いま、あらためて議論の高まりを期待したい。
内容説明
親が育てられない赤ちゃんを匿名で預けられる「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」が日本で最初に開設されてから十年がたった。ようやく二つ目が設置されようかという動きがあったものの、いまだ実現には至っていない。妊娠や子育てに悩んでいる人の相談活動を続ける著者は、ひとりでも多くの赤ちゃんの「命」の誕生を願ってその存在意義を訴え続ける
目次
第1章 シンボル的存在とは?
第2章 「in関西」の発表
第3章 「赤ちゃんポスト」新設のさらなる壁
第4章 「赤ちゃんポスト」での電話相談
第5章 小池百合子さん「希望の塾」の選抜試験に期待して
第6章 わたしの受けたSOS電話相談
第7章 あなたのとなりにいます―必要な支援を目指して
第8章 「赤ちゃんポスト」がつなぐ特別養子縁組
第9章 「赤ちゃんポスト」が必要なわけ
著者等紹介
田尻由貴子[タジリユキコ]
1950年、熊本県生まれ。国立指宿高等看護学校で看護師免許、熊本県立公衆衛生看護学院で助産師・保健師免許取得。佛教大学社会福祉学科卒業。熊本県立大学大学院修了。熊本県菊水町保健師、町立病院総婦長を経て、慈恵病院看護部長、相談役。2007年に設置された「こうのとりのゆりかご」の運営の中心的役割を果たす。全国妊娠SOSネットワーク理事、ハッピーゆりかごプロジェクト講師。2015年スタディライフ熊本(生涯学習支援事務所)特別顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小鈴
ハルキゲニア
海星梨
しらたま
逢日