出版社内容情報
全国から公募した「介護体験記」の受賞作品を収録。選考委員による選評と役立つ資料も掲載。
内容説明
「介護にかかわるすべての方にエールを！」というキャッチフレーズで、全国から一般公募した「介護体験記」の受賞作品を収録。在宅介護に施設介護、老々介護からシングル介護といった現代における“様々な介護のかたち”のなかで日々感じる、葛藤や苦悩、喜び、そして新たな気づきなど、実に率直な想いに溢れた２６編からなる体験記集。選考委員による選評に加え、巻末には資料編として役立つ情報を掲載。
目次
最優秀賞（実母の介護）
優秀賞（母からのプレゼント；南天の花 ほか）
佳作（孤独ではない介護；“認知症”一〇年間で学んだこと ほか）
総評―それぞれの体験記を読んで（一億総介護者時代の中で；介護の渦中にいる方へ支えと励まし ほか）
資料編（介護のためのフローチャート；用語解説 ほか）
著者等紹介
樋口恵子［ヒグチケイコ］
高齢社会をよくする女性の会理事長。東京家政大学名誉教授、同大学女性未来研究所長。社会保障審議会医療保険部会委員。時事通信社、学研、キヤノン株式会社などを経て、評論活動に入り、現在に至る（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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巳見
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ご近所の方の入選作が掲載された介護の本、両親が遠方に住む身で、介護の話は正直辛いが、読んでみると実経験にしては重くない。経験談というより、介護日記に近い。選評を見ても、介護の大変さや文章レベルで選考されたのではないことは明らか。特に印象に残ったのは、男性の手記。男性らしい冷静で論理的な分析は、介護やりきった感や大変だというイメージの押し付け感がなくていい。「歳を重ねるごとに衰え、最期を迎えること」を知ったという言葉は、単純な達成感ではない、介護を自分の人生、自分史の一コマとして捉えていることを感じさせた2017/08/24
Joyce
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「大切な人のいのちに寄り添う26編」介護体験記の受賞作品。2020/04/24
