内容説明
浅井氏、今川氏、後北条氏をはじめ、戦国史研究の第一人者として知られる小和田哲男。各地に残る史料を博捜し、従来の通説を問いなおす一方、歴史の面白さを広く一般に伝える姿勢はどのように培われたのか。本書では、歴史への興味を抱いた少年時代から、全国各地の城めぐりを始めた大学時代、そして従来は低調であった戦国史研究の専門家となった経緯までを、多彩なエピソードと共に語る。
目次
第1章 歴史にのめり込んだ少年時代
第2章 歴史学の本質を学ぶ―学部時代
第3章 研究者の卵として―大学院時代
第4章 静岡大学で教壇に立つ
第5章 城館跡の保存と整備
第6章 歴史の面白さをもっと伝えたい
第7章 戦国史研究の要諦と私の研究法
著者等紹介
小和田哲男[オワダテツオ]
1944年静岡県生まれ。1972年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了(文学博士)。静岡大学講師、助教授、教授を経て、静岡大学名誉教授(日本中世史専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なおやん
4
戦国史研究は「趣味の世界」と呼ばれた時代から今に至るまで研究に費やしてきた小和田哲男さんの半生。趣味の世界ではなく職業となるとやはり難しく容易いことではないなと思った。2016/03/22
takao
2
地名に注意し、ひらがなに直してから意味を考える。 2019/09/27
Ryuji Saito
1
2015年62冊目。2015/08/17
chaki
1
黒田官兵衛関連でお名前をよく見ていたので、読んでみた。 好きな事が仕事になるって幸せだろうなぁと思いつつ読了。 時代考証で参加してるのに、ドラマになると意見が通らないこともあるのは辛いだろうなぁ。2014/08/03
笛吹岬
1
そうか、太田荘の法師丸名が、星丸池として痕跡が残っていることを調べたのは、太田順三さんと小和田さんだったのか。また、豊島区史もやっていたんだ。2014/03/08