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目次
第1章 あれれれ、どうして!?(りなさんの場合 読めるけどわかっていない;たくやくんの場合 漢字のまちがいが多い;しゅんごくんの場合 九九がおぼえられない;かずきくんの場合 たし算ひき算ができない ほか)
第2章 なぜ、見え方、聞こえ方がちがうのかな?(LDの原因は認知機能のかたより;早く気づけば学習方法の工夫ができる;その人なりの工夫も大事にして;いっしょに学んでいくとき、こう考えよう!)
著者等紹介
内山登紀夫[ウチヤマトキオ]
精神科医師。専門は児童精神医学。順天堂大学精神科、東京都立梅ヶ丘病院、大妻女子大学人間関係学部教授を経て、2009年4月より福島大学大学院人間発達文化研究科学校臨床心理専攻教授およびよこはま発達クリニック勤務。1994年、朝日新聞厚生文化事業団の奨学金を得て米国ノース・カロライナ大学TEACCH部シャーロットTEACCHセンターにて研修。1997~98年、国際ロータリークラブ田中徳兵衛冠名奨学金を得てThe center for social and communication disorders(現The NAS Lorna Wing Centre for Autism)に留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱんにゃー
64
【習慣】 『その特性そのもののために出来ないことは、たやすく「そのうちできるよ」「がんばれ」と言わないことが大切です』 /「がんばれ」「負けるな」日本の高度経済成長期に育ってきた”私たち親”は切り替えるのはたいへん。今までの子育ての年数分かかるね 気長に(笑)2015/06/09
こふみ
22
理解しにくいLDを分かりやすく解説してあります。LDの人達って、こんなふうに文章が見えているのですね。どうして読み難いのかが分かりました。2022/12/15
文章で飯を食う
14
学習方法の研究が進んでいないのではないか。今まで、勉強ができていた先生が、勉強ができない子に教えるのは大変だな。最初の「分からないと言う事」が分からないのでは。個別の教師の力量に頼らず、システム的に学習を進める方法は無いのかな。2017/08/19
チチャ
2
書く、読む、文章問題など、苦手な事を勉強するのにどう工夫したらいいか具体例が書いてあるのが良い2014/06/05
shino
2
イラスト(マンガ形式もあり)で色々なLDの例を紹介し、彼らの心情やどういった対応方法があるかを分かりやすく書いてある。中枢神経のはたらきがアンバランスなため、感覚器官からの情報を偏りなく認知することが難しく、「聞く・話す・読む・書く・計算する・推論する」といった学習行動が困難であるLD。「できない」で済ませるのではなく、「何ができ、何が出来ない」のかを、一人ひとりについてしっかりと話合い、いっしょに対処法を考えていくことが大切だと感じました。2013/08/04