内容説明
鋭い時代感覚を武器に、標準的で実証的な社会学をめざしてきた著者の「社会診断」論。鮮明な方法論と正確に「観察された事実」に基づくオリジナルな「社会分析」は他に例をみない。社会学分野の広さと深さを自らの個性豊かな研究で明らかにして、その成果を次世代に伝えようと試みた。
目次
1 方法と先行研究(社会分析の視点と方法;社会学の発想力;文献研究から学説を応用する)
2 現状と展開(歴史的素材で時代を分析する;二次資料からの社会分析;行政資料による地域福祉分析;産み育てる社会環境の分析と対策;文献研究と調査結果の融合;社会分析研究の古典)
著者等紹介
金子勇[カネコイサム]
1949年福岡県生まれ。1977年九州大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、北海道大学大学院文学研究科教授。文学博士(九州大学、1993年)。第1回日本計画行政学会賞(1989年)、第14回日本都市学会賞(1994年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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