働くことの心理学―若者の自分さがしといらだち

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 197p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623051915
  • NDC分類 366.94
  • Cコード C3011

出版社内容情報

楽しく働きたい、やりがいのある仕事に就きたい、働くことに前向きな若者の気持ちと、長時間労働、低賃金、わかりにくい上司のいる職場。若者の気持ちと労働の実態に鋭く切り込んだ心理学的論考。

内容説明

楽しく働きたい、やりがいのある仕事に就きたい、働くことに前向きな若者の気持ちと長時間労働、低賃金、わかりゆくい上司のいる職場。選びきれない仕事、達成感のない自分さがし、曖昧な不安。若者の気持ちと労働の実態に鋭く切りこんだ心理学的論考。

目次

第1部 労働の実態と労働者の意識(日本の社会状況・労働実態・労働者の意識;職場における労働問題)
第2部 働くことを通して青年が獲得する力(青年期から成人期にかけて働くことを通じて形成される力;若者の自分さがしと職業;格差社会における若者の「自己実現」―「働けないこと」の心理学序説)
第3部 人生において労働がしめる位置(仕事と生活―働くことと生きること;女性の就業問題)
第4部 心理学における労働の研究(働くために必要とされる力―児童期から青年期にかけて形成されるもの)

著者等紹介

都筑学[ツズキマナブ]
1951年生まれ。中央大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ステビア

6
まあまあ。2014/02/28

ゾウ

3
現在の労働状況が抱える問題を中心に、みんながどのように考えて働いているのかを考察している。自分がこの先どのようにして働いていくことと付き合っていくのかを考える良いきっかけになった。またこの本の中で、若くて元気なのに働こうとしない人に対して、そのような状況を奪うべきだという今の主流な考え方に対して、データを使った論理的な反論と、与えるという考え方に基づいた解決方法が述べられていたのはおもしろかった。2013/08/18

つばめ

2
社会学や心理学の学術書に近いでしょうか。どこかの大学の講座で教科書に使われてもおかしくないような内容でした。働かない…ではなく、働けない…。心に残りました。引きこもり等を表に出すには、とりあえずパソコンを取り上げたり、食事を制限したり、家を追い出したりすればいいでしょ!といった「奪う型」の支援に一石を投じる内容になっていると思います。筆者的には否を唱えています。私も奪う型の支援は反対です。マズローの欲求5段階説を用いた解釈はなるほどな~と、思わせてくれるところがありました。2017/03/16

ふぐれぷ

1
論文に近い心理学の本。参考文献がたくさん書いてある。ただし、統計資料は多くはない。自分自身の現代日本社会の労働とのつきあい方を考えるのに使える。2016/05/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/174675
  • ご注意事項