出版社内容情報
出生から就学時にわたる大規模な悉皆調査をもとに、発達障害の初期予兆を読み取り早期支援につなぐ。
福岡県糸島地区における早期診断プログラムの実現とケア体制の整備・実践の取り組み。
内容説明
出生から就学時にわたる大規模な調査により浮かび上がる発達の道筋。そこから自閉症など発達障害の兆候を読み取り支援につなげる実践は、新しい地域連携のあり方を示している。本書では、福岡県糸島地区における縦断的コーホート研究をもとに、保健師をはじめ保育士、医師、心理士、教師など多職種の専門家らによる協働で進められてきた生活モデル型の発達支援の取り組みを紹介し、地域臨床の関係者や各地での展開に示唆を与える。
目次
1章 発達障害を巡る施策と研究の動向―問題の背景
2章 共同注意を軸とした社会的認知の発達過程
3章 地域連携の実践に向けての端緒―研究の目的と方法
4章 共同注意の定型発達過程
5章 ハイリスク乳幼児のスクリーニング
6章 親子教室・発達支援相談・個別療育による早期対応―発達支援の実践1
7章 地域連携による移行問題への対応―発達支援の実践2
8章 研究と実践をつなぐ地域連携体制の今後の課題
著者等紹介
大神英裕[オオガミヒデヒロ]
1945年生まれ。九州大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。現在、九州大学大学院人間環境学研究院人間科学部門教授。専門は発達心理学・障害児心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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