Minerva人文・社会科学叢書<br> 20世紀日本と東アジアの形成―1867~2006

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Minerva人文・社会科学叢書
20世紀日本と東アジアの形成―1867~2006

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  • サイズ A5判/ページ数 310,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623048427
  • NDC分類 319.1
  • Cコード C3321

内容説明

なぜ、東アジアにおいては、いつまでも相互不信が渦巻いているのか―。そもそも東アジアには、歴史に深く根ざしたアジア連帯の意識はなかった。19世紀後半に列強が本格的に進出してきた中で、日・中・韓の人々は、東アジアという認識を外から与えられ、また列強の価値観を意識することにより、東アジアを自覚するようになった。20世紀前半の日本は、観念的なアジア連帯論と普遍主義の間で揺れ動き、隣国から疑惑の目で見られ、普遍主義を掲げる列強の警戒感を呼び起こした。21世紀の国際社会の中で、はたして日本と東アジアは安定した未来を築くことができるか。

目次

第1部 明治国家の形成と東アジア秩序の模索(東アジアの形成と明治天皇―国際秩序の安定化;明治後期の国制改革―明治四〇年体制と有賀長雄)
第2部 第一次世界大戦後の東アジア秩序の模索(ワシントン体制と国際連盟・集団安全保障―日・米・英の政策展開を中心として;米国と東アジア―一九二〇年代の国際秩序の模索;英国と東アジア―一九二〇年代の東アジア政策の展開を中心に;政党政治と満州事変―ワシントン体制の挫折)
第3部 第一次世界大戦後の東アジア秩序の構想(第一次世界大戦後の日本の構想―日本におけるウィルソン主義の受容;戦間期陸軍の構想―永田鉄山を中心に;日本の汎アジア主義に対する米英の反応―一九〇四~一九三七年)
第4部 第二次世界大戦後の東アジア秩序の模索と日本(日本の防衛政策と日米安保体制の歴史的展開―深化する同盟と日本防衛政策の諸課題;韓国におけるイデオロギーと日韓関係―韓国における「民主化」の意味をめぐる葛藤;アジア主義の呪縛?―二〇世紀日本外交におけるアメリカとアジア)

著者等紹介

伊藤之雄[イトウユキオ]
1952年福井県生まれ。1981年京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。京都大学大学院法学研究科・法学部教授。京都大学博士(文学)

川田稔[カワダミノル]
1947年高知県生まれ。1978年名古屋大学大学院法学研究科博士課程満期退学。名古屋大学大学院環境学研究科教授。名古屋大学博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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てれまこし

6
改めて思うけど、最近の歴史研究は封建的な資本主義が必然的に戦争を生んだというようなかつての講座派的「大きな物語」から隔世の感がある。「歴史修正主義」というのは悪口なんだが、今の歴史学者は歴史の「修正」に忙しい。その際に「自由主義史観」と呼んでもおかしくない視点を有してる。「天皇制」とか「資本主義」といった概念だけで歴史を説明してしまわない。だから明治天皇がアジアの安定化に貢献できたかもしれない可能性とか、山東出兵は軍閥の跋扈ではなく政党政治に台頭にともなう世論対策としての軍事介入といった観察が可能になる。2020/10/12

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