理想の教室<br> 『感情教育』歴史・パリ・恋愛

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理想の教室
『感情教育』歴史・パリ・恋愛

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  • サイズ B6判/ページ数 165p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784622083108
  • NDC分類 953
  • Cコード C1398

出版社内容情報


テクストは近代フランス文学を代表する青春小説。地方から都会に出てきて学生生活を始めた主人公が遭遇する人々、夢と野心、激動の歴史…。フロベールなら『ボヴァリー夫人』という常識を吹き飛ばす小説講義の登場です。革命の挫折、変貌する都市を歩き回る青年フレデリックの人妻への恋とセックス。19世紀の人々も私たちの同時代人。
小倉孝誠(慶應義塾大学)

内容説明

フロベールといえば『ボヴァリー夫人』?しかし、それに勝るとも劣らない傑作が『感情教育』です。都会に出てきた主人公フレデリックの目を通して描かれる革命や理想、恋愛の挫折。作者のいう「同世代の人々の精神史」は果たして実現されたのでしょうか。百五十年の時を越えて、青春のドラマが、生き生きとよみがえります。

目次

第1回 歴史(歴史小説と日本人;ヨーロッパの歴史小説;二月革命という事件 ほか)
第2回 パリ(都市を体験する;十九世紀パリと文学;オスマンのパリ ほか)
第3回 恋愛(愛の物語の現在;教養小説と恋愛のテーマ;不倫の恋はいかに語られてきたか ほか)

著者等紹介

小倉孝誠[オグラコウセイ]
1956年生まれ。慶応義塾大学教授。専門は近代フランスの文学と文化史。特に身体、病理、ジェンダーなどを手掛かりに、十九世紀の文学、芸術、社会、思想を総合的に読み解いている。また、回想録、自伝、日記など、自己を語るエクリチュールの体系的な研究をめざしている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いのふみ

2
歴史上の大人物を主人公に据えるのではなく、むしろそういった人物は背景に退いて、名もなき人々が視点人物になっている、市井の人々の物語であるところは意外に気づかなかった。それは小さな物語であり、低い目線からの物語であり、権威の側が作り上げようとする正史に対する抵抗だ。2024/12/06

guralis

0
『感情教育』を久々に再読しているため、参考として読んだ。各章とも興味深く読んだが、特に惹かれたのは「固有名詞のない歴史を描いた作品である」という件、そして「新しい可能性を模索しなければならない時代にこそ、過去の政治的遺産に行動の規範を求め、それを模倣する」というところである。2014/12/21

my_you

0
表題通り、歴史とパリと恋愛という側面から、『感情教育』が描き出す1948年前後の時代を解説する、ガイドとしてはこのうえなく簡便な一冊。著者の他の訳業や著作に負うところが多いので、さほど啓発的なところはないが、まあ理想の教室なので。2012/07/20

たらら

0
『感情教育』を歴史小説として読むというのがなかなかいい。19世紀の小説は、小説として完成度も高いし、あまりに見事なので、その裏で2月革命や7月革命が繰り広げられていたことをつい忘れてしまう。第2帝政下で現在のパリの大通りが整理されたとは知らなかった。『パリとセーヌ川』の新書も読まねば。しかし、仏文の先生は話すと面白いのに書くとどうしてこうお行儀がよいのか……2010/02/26

azur

0
二月革命がひとつの事件となるが,政体がころころ変わる19世紀のフランス史は何度整理しても忘れてしまう。時代背景や作家のバイオグラフィーなどがコンパクトに纏まっていているので,これからこの長編に挑戦する前に予備知識を得ておきたいという向きにはぴったりの本。このところ忙しいめだけれど,寝る前の1~2時間に集中して読むつもりでいて,いちおう年内読了が目標。2009/12/12

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