丸善ライブラリー<br> 豊かさの文化経済学

丸善ライブラリー
豊かさの文化経済学

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  • サイズ 新書判/ページ数 179p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784621050774
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0233

内容説明

「物の豊かさ」から「心の豊かさ」へ。会社本位主義から人間本位主義へ。そして、「真の豊かさ」を追求する「生活大国」構想を盛り込んだ新経済5ヵ年計画。―こうした論調に本書は検討を加え、メセナに限らず商品開発や京都景観論争にも論及し、文化と経済の関係について様々な角度から鋭いメスを入れる。経済活動と文化活動との錯綜した関係を解きほぐし、「心の豊かさ」の内実を探る文化経済学の構想。

目次

1 「物の豊かさ」から「心の豊かさ」へ?
2 文化経済学の輪郭
3 文化経済学の理論
4 文化経済学の思想史―「公と私」のかかわりから見た文化と経済
5 経済倫理学へ向けて―「消費者」から「注視者」へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

41
文化は、内容的には自律的に発展しうるものであり、その活動のための物的・金銭的基盤を考察するのが文化経済学としての財政学(20ページ)。今から30年前の本とはいえ、豊かさや文化経済学の今日的な意義を、社会経済学の視座からとられられている本書の意義も色褪せまい。2023/09/29

笠井康平

1
時代だったのだ、と感じた。2013/08/23

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