内容説明
現代思想の全貌が、今、ここに!“知の転換”を求めて格闘するフランスを中心とする現代思想の総体を、日本で初めて概観する。
目次
第1章 〈思想の現在〉をどうとらえるか
第2章 現代思想の冒険(ふたつの源流―ソシュール言語学から構造主義、記号論へ;構造主義―レヴィ=ストロースの「親族構造」、ラカンの「想像界と象徴界」;記号論―ロラン・バルトの「神話作用」;現代思想のもうひとつの源流―ニーチェと反形而上学;ふたつの現代社会認識―ボードリヤールの『象徴交換と死』とドゥルーズの『アンチ・オイディプス』)
第3章 近代思想のとらえ返し(近代思想の起点―デカルトの〈神〉とカントの〈物自体〉;近代社会の危機と自己克服―ヘーゲルからマルクスへ)
第4章 反=ヘーゲルの哲学(キルケゴールと実存;ニーチェ―反形而上学とニヒリズムの克服)
第5章 現象学と〈真理〉の概念(現実認識と「確信の構造」;〈真理〉概念の変更)
第6章 存在と意味への問い(実存の意味;ハイデガーの存在論―実存論)
終章 エロスとしての〈世界〉(バタイユの〈死〉の乗り超え;超越としての〈美〉と〈エロス〉)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tottoro
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哲学を志して、色々かじろうとしたときに読んだ本である。 当時は「なるほど」と思ったが、今思えばどうなのだろうか。当方が未熟であるから、何とも言い難いのだが。。。 いずれ、改めてこの本についての批評を載せたい。2009/02/02
K_JUN
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☆3 高校3年生の時に読み、これがきっかけで哲学科に入学することになる運命の1冊。意外と書いてあることは薄っぺらいし、今考えると怪しい箇所もないことはないが、竹田さんの熱い思いが全面に出ていて、良い書籍。何で売れないんだろうな、竹田さんの本。
SAHARA
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バタイユの欲望論はよんだ2021/08/08