出版社内容情報
「ついにお前が役に立つときがきた。夫を見つけてやったぞ」
養父の言葉に、イオーネは翡翠色の瞳を不安に揺らした。
暴力を振るわれ、道具として生きてきた身では抗うすべもない。
だが、結婚相手の名を聞いて、イオーネの顔は一気に青ざめる。
アレクシオ・クリストウラキス――ギリシアの大財閥の重役、
新聞の社交欄をいつも賑わせる、華やかな色男だ。
以前、彼のヨットが悪天候を避け、養父の島に寄ったときには、
彼女をメイドのように扱い、屈辱的な思いもさせられた。
あんな傲慢なプレイボーイと結婚するなんて……。
内容説明
「ついにお前が役に立つときがきた。夫を見つけてやったぞ」養父の言葉に、イオーネは翡翠色の瞳を不安に揺らした。暴力を振るわれ、道具として生きてきた身では抗うすべもない。だが、結婚相手の名を聞いて、イオーネの顔は一気に青ざめる。アレクシオ・クリストウラキス―ギリシアの大財閥の重役、新聞の社交欄をいつも賑わせる、華やかな色男だ。以前、彼のヨットが悪天候を避け、養父の島に寄ったときには、彼女をメイドのように扱い、屈辱的な思いもさせられた。あんな傲慢なプレイボーイと結婚するなんて…。
著者等紹介
グレアム,リン[グレアム,リン] [Graham,Lynne]
北アイルランド出身。ロマンス作家の中でトップラクスの人気を誇る。大学で法律学を学んでいた18歳のとき結婚(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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sari
2
ヒロインが自己中すぎて好きになれない💦めずらしくヒーローがまともだったのに!! ヒロインの境遇がいまいちよくわからないんですよねーわざわざヒロインを養子にしなくても、義父は愛人にでも子供産ませればよかったんじゃないですかね。2021/01/14
me
2
読みやすくてさらっと一気読み。ヒーローがまともでいい人だった。ヒロインの境遇は可哀想だったけど、ちょっと幼すぎる。ヒーローから逃げ出してもヒーローがろくに怒らず許すし、バージンヒロインに次第にメロメロになるヒーロー。包容力高いヒーローと幼いヒロインのお話だった。2019/07/23