内容説明
「ちょっと出てきてくれないかな?誰もひどいことはしないから」なんてすてきな声。柔らかくて、きれいで、音楽みたい。エマはくすくす笑い、戸棚から這い出した。母親の暴力に怯える少女が、世界的なロックスターの娘に生まれ変わった瞬間だった。光と愛に満ちた新しい家族。継母に天使のような男の子が生まれ、その絆は完璧になった。エマはこの上なく幸せだった―“闇の怪物”が愛する弟の命を奪い去るまでは。N・ロバーツ幻の名作、本邦初訳。
著者等紹介
ロバーツ,ノーラ[ロバーツ,ノーラ][Roberts,Nora]
メリーランド州に育ち、1981年、シルエット・ロマンス『アデリアはいま』でデビュー。以来、天性のストーリーテラーとして精力的に執筆活動を続けている。98年、人気の『マクレガー家』シリーズより『マクレガーの花婿たち』でニューヨークタイムズのベストセラーリスト第1位に初めて輝き、翌99年以降、リストに載らなかった作品はひとつもない。今や世界中で版権争いが起こるほどで、総発行部数は2億5,000万部を超える
平江まゆみ[ヒラエマユミ]
1959年生まれ。熊本県出身。上智大学文学部新聞学科卒
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