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内容説明
高級ギフトショップ“ベリッシマ”を経営するジアンナは、ある日、夫ラウルから受けた電話に顔が青ざめた。3年別居する夫とは、そろそろ離婚の手続きにかかるつもりだが、折しも夫の母が未期癌と判明し、ジアンナに会いたがっているという。ラウル―本当は今でも心から愛する私の夫。彼とは数年前、偶然訪れたマヨルカ島で出会って恋に落ちたが、結婚後、夫の情熱はすぐに失われてしまったのだ。もし今マヨルカ島に戻れば、忘れかけていた悪夢が甦るだけなのに。なぜ今ごろ、名ばかりの妻である私が呼ばれたのだろう。ジアンナはいぶかったものの、出発を決意した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
18
妊娠を告げたら冷たい求婚を受け、流産後は冷たく扱われ、逃げるように祖国へ戻った女子。そこから3年!男子側から見てやれば、恋人が急に妊娠。いつか父親になりたいと思ってはいたけどえっ!早すぎるし!でもやっぱ結婚はしておきたい…って、えっ流産!?泣いてる~どうしたらいいんだ~オロオロ~げっ国に帰っちまった!帰ってこいよ…何怒ってんだよ…俺様が努力してるのになんだこの女!もう知らん!…で3年…。意地の張り合いもここまで来ると喜劇じゃ。真面目な展開なのに脳内で作り変えて笑いながら読んじゃいました。バカな男じゃのう。2017/11/07
糸車
17
三分の二くらい読み進めるまでじれったい思いをしたけれど、その後の展開がとてもよくてぐいぐい引きつけられた。我慢強くどこまでも誠実な夫、実の娘のように優しく接してくれる余命残り少ない義母。周囲も感じのいい人ばかりでヒーロー夫妻がよりを戻すことを喜んでくれるし、結局悪者はひとりだけ。ヒロインが自分のするべことを自覚し、三年前の別居の原因になった事件に向き合うまでが長かった。なにより優先するのは愛する人の側にいることだと気づいたヒロインが飛行機に乗らずヒーローの元へ戻るシーンが素敵。ちょっとうらやましいほど。2015/05/30
ちゃろ
7
★★★☆☆夫婦再生モノ。ヒロインがヒーローの浮気を疑い逃げ出すパターン。確かにヒーローにかけたはずの電話に愛人と噂される女性が出たら疑いが確信に変わるのは仕方ないかも。ヒーローの粘り勝ち2016/06/03
やまと
3
穏やかで我慢強いヒーロー。良い話なのですが穏やか過ぎて私的には物足らなかった・・・2016/06/03
くろうさぎ
3
今回も妄執ライバル女登場でしたねぇ・・・・。ヒロインはシドニーに三年いたらしいから、その後も???しつこさにびっくりですねぇ・・・。両親はぜひ、精神科へ連れてって~~!2012/11/07