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内容説明
広告代理店に勤めるデイジーは、華やかな人々が集うイベント会場で上司のリンダが投資アドバイザーのイーサンに媚びるのを見かけた。イーサンはメディアにも頻繁に登場する有能なアドバイザーで、女優たちとも浮き名を流すゴージャスな男性だ。だが、明らかにリンダにうんざりした彼がデイジーに話しかけ、憤慨したリンダにその場で解雇されるはめに陥ってしまった。両親が経済的に困窮している今、仕事を失うわけにはいかない。そもそも、軽々しいプレイボーイが私をからかったせいなのに。イーサンに怒りをぶつけたデイジーは、返ってきた言葉に耳を疑った。「お詫びに、僕の家の面倒を見る仕事を提供しよう」。
著者等紹介
ダーシー,エマ[ダーシー,エマ][Darcy,Emma]
フランス語と英語の教師を経て、結婚後、コンピューター・プログラマーに転職。のちロマンス作家に。現在はオーストラリアのニューサウスウェールズにあるカントリーハウスに住む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
5
ハーレではヒロインが天涯孤独のことが多いから、身分違いを理由に結婚を反対されることもない。このお話で一番注目したのは、ヒロインの家族に認めてもらうためにヒーローがじっくり考えたうえで行動に移したこと。実に立派。自分がどういう人間で、心からヒロインを愛していて、その家族にも受け入れて欲しいと思っているということを身を低くして示している。ヒロインもそこまでしてもらえたら、不安もなくなるよね。ヒーロー、よく頑張りました。2013/07/09
akiyuki_1717
4
久々にストライクのロマンスでした。とにかくヒーローが素敵で、ヒーローたるもの…と言いたくなる程です。元婚約者の影響でヒロインを疑いはしても、思い込みで罰したり、冷酷になることはなく、ヒロインが自分の世界に溶け込めるまでジックリと待つ姿勢がたまりません。ヒロインも出しゃばらず、楯突きすぎず、地に足がついた女性でした。終盤もうひと盛り上がりあればなお良かったように思いますが、苦手なシリーズものでしたが、読んでみたいと思わせてくれました。2015/11/15
てん・ゆう
1
期間限定の愛人のつもりが惚れちゃったよモノ。イヤな脇役たちはとってもキレイに片付き、ライバルはなく。もうひと悶着あると面白かったかな。後味は爽やか。2013/01/27
みータン
1
積極的に迫ったりしないけど、一生懸命振り向いてくれるよう計画立ててるとこがなんか可愛いヒーローだ2011/04/25
みろん
1
両親の借金返済に喘いで生活苦を強いられている女性と、シドニーで一番大成功している実業家とのロマンス。偏見の目でヒーローを見る前半のヒロインの態度は褒められたものじゃないけど、そこから盛り上がるロマンスの展開はなかなかグッド。2011/04/02