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内容説明
アレクサは重い気持ちでセビリアの大聖堂の扉を押し開けた。今日ここで執り行われるのは異母妹の結婚式のはずだったのに。妹は土壇場で別の男性に心を移して逃げ去ってしまい、それを新郎に伝えるのが、姉であるアレクサの役目となった。事実を知らされ傷つくと思いきや、新郎のサントス・コルデロは声をあげて笑いだす。サントスにとって、この結婚は上流階級の身内になるのが目的で、愛情とはいっさいかかわりのない決断だったのだという。彼はせっかく準備した披露宴を無駄にはしないと言い、アレクサの手をつかんで告げた。「きみには僕と一緒に来てもらう」。
著者等紹介
ウォーカー,ケイト[ウォーカー,ケイト][Walker,Kate]
イングランド中部ノッティンガムシャーの生まれ。ヨークシャーで育つ。ウェールズの大学、大学院に学び、修士号を取得。児童館の司書から出発し、息子の誕生を機に作家活動を開始した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃろ
5
★★★☆☆命令口調の支配者ヒーローが時々見せる優しさや表情に揺さぶられるヒロイン。妹が結婚式当日に逃げ出し、代わりに姉ってないよねえ。でもヒーローが受けた傷が判明するたびにヒーロー側によってまう。最後のヒーローの「無理だ」にやられた。2016/06/15
糸車
4
ヒロインの妹、いくら政略結婚でも結婚式当日、しかも式場で新郎が待つ時間になってからのキャンセルはいかんと思う。おまけに説明を姉に任せて自分は駆け落ちって・・・。登場人物が極端に少なく、説明程度にしか出てこない。初めて出会ってからほんの一週間の間の怒涛の展開で、この結婚にまつわる事情を一切知らされていないヒロインが混乱するのも当然。身勝手な家族に囲まれて可哀想。でも初めからヒーローがヒロインを求めていたのが分かったので、どうなるかとどきどき。引き込まれてあっという間に読了~。2013/10/24
ひまわり
2
贅沢三昧の義母を満足させるためにヒーローから横領した父親、ヒーローの財産目当てで婚約したくせに挙式当日逃げた義妹。ヒロインの家族って最低だわ。ヒーローは早い段階でメロメロと判明したのでそこそこ楽しめた。2011/11/12
みろん
2
挙式当日に逃げた花嫁の異母姉と、挙式当日に花嫁に逃げられた花婿とのロマンス。ヒロイン家族がとにかく最低だった。そんな身勝手な連中のために世界が回っている展開で、被害者のヒーローに非があったような結末は納得しにくい。2009/12/20
こえん
2
ヒロイン異母妹に結婚式当日に逃げられたヒーロー、彼が静かに逆上するのも無理ないと思わせる理由が…。ヒロイン父とその再婚相手が何のお咎めもなかったっぽいのが釈然としない。一番の被害者がヒーローというあたりが、読んでて居心地が悪かった。2009/11/19