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内容説明
浪費を重ねていた父が亡くなった直後から、アントニアは父の借金を返済する工面に追われた。とはいえ、通訳と旅行ガイドで生計を立てている身には、とうてい返せる額ではない。途方にくれていたとき、何度か見かけただけの男性が、借金の一部を勝手に立て替えていたことがわかる。困惑するアントニアに、レイフと名乗る彼は言った。「半年間、僕の愛人になれば、借金を帳消しにしよう」あまりの屈辱にアントニアは憤然としてはねつけた。だがその直後、父が公金を横領していたという疑惑がふきだした。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽこ
6
半年間だけ愛人になるようヒロインの弱みを握り強制するヒーロー。一見冷たそうだけど、ヒロインの借金を返済し、言われるままに大金も渡し、クレジットカードも渡し、素敵な家も用意して、ヒロインにメロメロなとっても良い人だった。2016/07/11
びわ
5
久しぶりに、再読。ヒロインが、へんにウジウジしないのがいいな。ヒーローも、はじめは目が曇ってるけどヒロインにはメロメロで、ほとんど言いなりだし(笑)傲慢ヒーローが、ひれ伏すのは楽しいわ2016/09/28
月兎
3
父親との関係が対称的な二人のそれぞれが事情を抱えた状況での両片想い。 冷静であろうとしながら互いに動揺しまくっているのがちょっと微笑ましい。 セクシーなドレスを着たアントニアを見た時のレイフの反応に萌えた。可愛くて。 ドレスに関する二人の会話にはつい吹き出してしまった。 互いの抱える事情が明らかになり、ハッピーエンドになるまでの流れは王道な展開だったけどだからこそ安心して読める。 http://tukiyogarasu.blog80.fc2.com/blog-entry-316.html2012/05/05
こえん
3
かつて自分を身籠もった母を捨てて、別の女性と結婚した実父に復讐をしかけるヒーロー。いくら父がヒロインに惹かれているようだからって、彼女を自分の愛人にしてやろうっていう選択はいかがなものかと。ヒロインの側にも当然事情があるのに、その辺りはヒーローは全く気にせず。…で、当然の如く彼女の事情が気になり始めたあたりでは手遅れで、ヒロインから手痛い指摘をビシハシと。すっきりして楽しかった。2009/12/04
ぽしょ
2
父の借金の為愛人になるヒロイン。ヒロインが境遇を悲壮な心情ながらも受け入れ、きちんと勤めを果たしていく姿がよい。自分で決めたのに後でグダグダいって人のせいにするヒロイン多いんだよね…。2012/04/06