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内容説明
パオロ・カレッティとの身分違いの恋にピリオドを打って十年。地中海の小国サン・ピエドロのプリセンス、イザベルは、ようやくプリンセスとしての責任を全うする覚悟を決めた。厳しい経済状態にあるサン・ピエドロの国益に貢献できる富豪と結婚し、子供をもうけること。愛などないほうがむしろ好都合なのだ。オーストリア貴族のマグナスなら、これらを満たしてくれる。遠からず、正式に婚約を発表するつもりだった。その矢先、王位継承者である九歳の甥が誘拐された。甥を無事救い出せるのは、闇の世界にも通じているパオロしかいない。イザベルは意を決し、パオロに会いに行った。―案の定、見返りを求めてきたパオロ。イザベルは心がこなごなになってしまうほどの苦悩にさらされる。期待の新星が放つ渾身のロイヤル・ロマンス。
著者等紹介
ルーカス,ジェニー[ルーカス,ジェニー][Lucas,Jennie]
本屋を経営する両親のもとたくさんの本に囲まれ、アメリカ、アイダホ州の小さい町で育つ。16歳でヨーロッパへ一人旅を経験して以来、アルバイトをしながらアメリカじゅうを旅する。22歳で夫となる男性に出会い、大学で英文学の学位を取得した一年後、小説を書き始めた。現在、幼い子供ふたりの育児に追われながらも執筆活動をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
1
どっちもどっちのお話です。プリンセスとして育ったヒロインは身勝手だし、ヒーローは振られたその日に隣の女性と関係を持つ根性のない男。どっちもそれほど相手を信用していなかったってことで、お似合いのカップルです。ヒーローの生い立ちは可愛そうだけれど、そこでまたプリンセスと関係を持つところが、王室に対する執着を感じるのは私だけでしょうかね…息子が立派な王になってくれそうで、そこだけ安心できました。2015/09/18
MOMO
1
あぁ、うっとおしい!!何なのこの女!パオロ君のプロポーズを指輪投げつけて断ったくせに、その後彼が何しようと、あんた関係ないでしょ?なにずうずうしくも傷ついてんのよ!おまけにそれを非難するなんて、あつかましいにもほどがあるわ・・・。だいいち勝手に彼のことを人を愛せないとか、非情だとか決め付けてるけど、あんたこそ大嘘つきで、冷たくって残酷で、信用ならない最低女じゃない!そのくせ偽善者ぶって、国のためーなんてほざきながら金持ち婚約者をキープしつつ、自己憐憫に浸ってんだから、やってらんないわ・・・2009/10/18
こえん
0
小国のプリンセスと10年前彼女にプロポーズをしたものの拒絶されたヒーロー。“国のため”を連発しながらヒロインがやることに共感できなかった。ヒーローが可哀想だわ~、こんな女に惚れて振り回されてて。それでも読んでて楽しかったので何だか不思議なカンジ。2010/01/27
みろん
0
国益のために新しい男性と婚約しようとしているプリンセスと、その彼女と10年前に交際していた元恋人とのロマンス。無鉄砲で思い込みの激しいヒロインがネック…なんだけど、そんな彼女に巻き込まれて地味に苦労しているヒーローがあわれ過ぎてそそられる(笑)。2009/11/10
Mari
0
★★★2009/09/26