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内容説明
今夜は華やかな映画の完成披露パーティが催されている。監督を兄に持つダーシーは魅惑的なドレスを着てその場にいた。目的はただ一つ―プロデューサーのルークと知り合うこと。親友のメリーをもてあそんだ人でなしを誘惑して、彼がその気になったところで、冷たく突き放してやるのだ。傲慢な男の鼻をへし折ることが何よりの復讐になるに違いない。だが、実物のルークは強力なオーラを放つ圧倒的な人物だった。“会ったとたん、あなたも彼に夢中になっちゃうんじゃない?”もう一人の親友ケリーの言葉が予言のように不吉に頭の中で響く。いいえ!絶対に、そんなことにはならない。
著者等紹介
モーティマー,キャロル[モーティマー,キャロル][Mortimer,Carole]
ハーレクイン・シリーズでもっとも愛され、人気のある作家の一人。1978年にイギリスでデビューして以来、これまでに刊行された作品は実に百冊を超える。イギリスはベッドフォードシャー州の小村で育った。一時は看護師を志したが、転倒した際に痛めた背中が治りきらず断念。その後、某有名文房具メーカーのコンピューター部門に勤め、そこで働く間に時間を見つけて小説を書くようになった。現在、マン島に、夫と子供たちと住む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
19
ものすごく久しぶりに再読。親友の嘘を信じ込み初めからヒーローに悪い印象を持っていたヒロイン。お門違いな報復を考えた時点でかなり痛い。真実が分かってからの展開は好み。ヒロインが新米医師という設定が全然活かされていないし、そういう記述が皆無でヒーローとデートする場面に終始しているのがハテナ。優秀な女性だと印象付けたいのか?仕事に対する意気込みとか伝わって来ない。プレイボーイのヒーローが真摯にヒロインを求めている様が○。これまで女性と安易な関係を持っていたと自覚した彼が兄や従兄弟同様妻にぞっこんになるのも○。2022/10/22
糸車
3
このシリーズでは「復讐は大胆に」が一番好きかな。「伯爵家の呪い」と「木曜日の情事」は同じくらい?チェーザレ、ウルフ、ルークのカンブレリ家の男たちがいかに魅力的かたっぷり知らしめた三冊でした。伯爵家の呪いに抗うヒーローに対してヒーロー兄が言った”運命の女性を望んでいようといまいと出会ってしまえば・・・”のセリフが効いてました。2013/09/29
麻琴
2
ガンブレリ家シリーズ3作目。前作「伯爵家の呪い」ヒーローの弟の話。この作品はヒロインがほんと医者?と言いたくなる考えなしのバカなのが痛い。ヒーローよくこんなヒロイン許せたなあ。一番バカはヒロイン友人だけど。誤解がとけた後の展開は嫌いじゃない。ただヒロインの医師設定はいらない。このシリーズは個人的に1≧2(絶対越えられない壁)>>>3。 ☆32015/08/08
みろん
1
弄ばれた親友の復讐を企む女医と、「伯爵家の呪い」ヒーロー弟とのロマンス。女医という設定が無意味なのはともかく、短絡的に衝動的な行動を起こすヒロインがダメダメ。後半からの進行はまあまあ良かった。2009/05/29
MOMO
1
28歳の医者の割には幼稚な行動を取るダーシーちゃん・・・勉強に忙しかったせいで、誘惑に長けた男性に抵抗力などないうえに、親友の想いにさえ気付かない鈍感さんなんだから・・・まぁ、ちゃんと反省したからいいか・・・2009/05/17