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内容説明
ニコールは母親と共同で経営するダンススクールの講師。巨額の債務で経営は行きづまり、破綻寸前にまで追い込まれていた。金策も尽きた夜、気晴らしに行った開店したばかりのクラブで、彼女は、かつての恋人クインと思いがけない再会を果たす。もう一度君が欲しい―その誘いは彼女にあることを思いつかせた。私の体を差し出す代わりに、彼に借金を肩代わりさせたら?以前、クインは私よりもお金を選び、私の心をずたずたにした。その彼が巨万の富を築いたなら、今度は私が彼を利用する番よ。「願いを聞いてくれたら、あなたとベッドをともにしてもいいわ」。ニコールの提案に、クインの目は欲望の陰りを帯びた。
著者等紹介
ダーシー,エマ[ダーシー,エマ][Darcy,Emma]
フランス語と英語の教師を経て、結婚後、コンピューター・プログラマーに転職。人と接するのが好きで、人と人とのつながりに興味を持っていた彼女は、やがてロマンス小説の世界に楽しみを見いだし、登場人物それぞれに独自の性格を与えることに意欲を燃やすようになった。現在はオーストラリアのニューサウスウェールズに住む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
10
ロマンス小説の世界に足を踏み入れてすぐの頃、寺館和子さんのコミックを読んだ。なんて激しい恋愛物語なんだろうと少々引いたことを覚えている。それでもとても強い印象を残したのは確かで、小説もいつか読みたいと思っていた。偶然の再会後、ヒーローがヒロインを取り戻す為に粘り強く頑張る姿がいい。復讐心に凝り固まり頑なになってしまうヒロインの気持ちも分かるのでハラハラ。娘のゾーイが可愛い。ただ結婚式のスピーチで二人の過去話をわざわざ話す必要があったんだろうか。ヒーローの覚悟の表れだと分かっていても、わたしだったら絶対嫌。2015/07/19