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内容説明
「バルトロは一時間後にきみを迎えに来る」サマンサは夫ファン・ベルゲン男爵の言葉に耳を疑った。もともと、男爵の娘の養育係だったサマンサは、愛情を注いでもらえない幼い子供を救うためだけに、愛なき結婚をした。皆から男爵夫人と呼ばれても、実際の暮らしは肩書きとは対照的だった。夫はギャンブルに溺れ、財産も家も、すべてを失った。そして最後に賭けたのが、妻であるサマンサだというのだ。クリスティアーノ・バルトロが情け容赦ない人物ということは知っている。でも…他人の妻を賭で奪うなんて、そこまでするはずがないわ！しかし一時間後、サマンサの期待もむなしく、悪魔は約束どおり現れた。
著者等紹介
ポーター，ジェイン［ポーター，ジェイン］［Ｐｏｒｔｅｒ，Ｊａｎｅ］
アメリカ、カリフォルニア州生まれ。文学修士号を持ち、現在は教師をしている。夫と幼い二人の息子とともにシアトルに在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆか
0
再読
hirara
0
盛り上がりもなくサブリナの感情が揺れる中、淡々と進み、どんなふうに納まっていくのかしらと思いはじめた終盤にクリスティアーノのお仕事を思い出しましたね。 男の人って……。天国の次は地獄の一丁目ですか？まあ、確かにハツピーエンドですけど…
てん・ゆう
0
悲惨な体験を重ねてきたﾋﾛｲﾝがﾋｰﾛｰと割とﾄﾝﾄﾝ拍子に結婚。今まで良い印象のﾋﾛｲﾝがF1ﾄﾞﾗｲﾊﾞｰであるﾋｰﾛｰに危ないからﾄﾞﾗｲﾊﾞｰ辞めてと頼む所にはｶﾞｯｶﾘ。ﾋｰﾛｰが折れてﾋﾛｲﾝにひれ伏すなら駄作だけれど、ﾋﾛｲﾝが恐怖を自分自身で乗り越え、ﾋｰﾛｰのもとに戻ったので、ｽｯｷﾘした。ﾋｰﾛｰは最初に感じた程根性ねじくれてなくて私は好み。2012/05/15
くろうさぎ
0
ヒロインの置かれた状況にはとっても同情・・・。 この伯爵のとんでもなさにはびっくりで、一体何なんでしょうか？ヒーローの考え方もちょっと・・・。あんまり好きになれない話だったなぁ・・・。2011/05/08
こえん
0
ヒロインとヒロインが世話してた子供の利用のされ方がどうも後味が悪くて…対抗する立場だったヒーローに、もっと別のやり方があったんじゃないかと思ったので余計にそう感じた。ヒロインの最後の選択はナイスだった。2009/10/12
