インフラ・イノベーション―強くて豊かな国をつくる日本再生プロジェクト

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インフラ・イノベーション―強くて豊かな国をつくる日本再生プロジェクト

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784594082055
  • NDC分類 343.7
  • Cコード C0095

内容説明

先駆的なプロジェクトや新技術の導入が地域社会や産業、経済、文化に大きな構造変化をもたらした。国家政策としてのインフラ・プロジェクトのあり方を具体例から考える。活力ある日本を甦らせるための政策提言。

目次

インフラ・イノベーションと日本再生
現代日本の、川文化のイノベーション:北浜テラス
港の整備が「まち」を作る:小浜港の港湾イノベーション
「下水資源」イノベーション:都市に眠る宝の山
鉄道が導く「都市と国土のイノベーション」
都市の強靱化:六本木ヒルズのエネルギー・イノベーション
日本を救う水力発電のイノベーション
「道の駅」による地方再生イノベーション
国土保全イノベーション:「砂防」が守る日本の国土
地方再生の街路イノベーション:「クルマ車線」を削って賑わう京都・四条通
食産業インフラ・イノベーションが日本を救う
地域イノベーションを導く「リアル・どこでもドア」:高速道路のストック効果
日本を救う港湾インフラ・イノベーション:「基幹航路」を守り、日本を守る
空港がもたらす地域イノベーション:「虚構」の空港バッシング

著者等紹介

藤井聡[フジイサトシ]
1968年奈良県生まれ。京都大学大学院教授(都市社会工学専攻)。京都大学大学院工学研究科修了。東京工業大学教授、イエテボリ大学心理学科客員研究員等を経て、現職。第2次安倍内閣で内閣官房参与(防災・減災ニューディール担当)を務めた。専門は公共政策に関わる実践的人文社会科学。03年に土木学会論文賞、05年に日本行動計量学会林知己夫賞、07年に文部科学大臣表彰・若手科学者賞、09年に日本社会心理学会奨励論文賞および日本学術振興会賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サメ鯨

9
 イノベーションと聞けば、何か新しい画期的な発明の事かと思い浮かべるが、インフラによる支えがあって文明の発展がある。新幹線や高速道路が整備されれば、その駅やインターの近くには商業施設、工業施設が増え、人口が増加し、都市が発展する。公共事業を行う事は、決して無駄ではなく、むしろ投資に近い。  2020/07/23

アルミの鉄鍋

1
★4 中々面白かった。インフラからアプローチして、どうやってイノベーションを起こすのか、徐々に法律も緩和してきている。特に、大阪北浜、道の駅、京都の道路の例はなるほどなぁと面白かった。 2019/07/04

まるち

0
イノベーションの定義を再考するための書物。日本復活のための成長戦略2020/11/22

B2

0
インフラの力や日本の課題等よく分かった。当たり前のことではあるが、食料自給率の低さはリスク管理的な意味だけではなく、国富の流出という意味でも好ましくないというのは本当にその通りだと思った。輸入に頼っている部分というのは、ある意味ビジネスチャンスのある部分かもしれない。2020/08/24

Akiro OUED

0
インフラは、ニーズ先行とシーズ先行の両面を持つ。よって、本書のイノベーション事例は、再評価すべき思う。マクロ経済的な食産業のインフラ価値、または食料の完全自給の必要性は、総論賛成の好事例だ。農産を担う日本人がいない。工学・社会学に加えて、哲学的アプローチも必要になるでしょう。2019/08/25

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