内容説明
仲良しの少女四人組で“結婚式ごっこ”に興じていた幼い日々。マック・エリオットの役割はいつもウェディング・カメラマンだった。ある日彼女は皆から傑作と評される1ショットを撮影する。それから二十年後、四人はウェディング・コンサルティング会社“Vows”を設立しマックは写真家となった。新郎新婦や家族の表情そして挙式場面の撮影で彼女は活躍をみせる一方、私生活では無責任な両親を抱え悩み多い日日を送っていた。そんな彼女の前に高校で英文学を教えるカーターが現われる…。
著者等紹介
ロバーツ,ノーラ[ロバーツ,ノーラ][Roberts,Nora]
1981年『アデリアはいま』(サンリオ文庫)でデビューするや、一躍ベストセラー作家となる。86年にアメリカ・ロマンス作家協会初の名誉殿堂入り。2007年には“タイム誌が選ぶアーティスト&エンターテイナー100人”の第7位に選ばれている
村上真帆[ムラカミマホ]
奈良女子大学文学部卒業。女性向けエンターテインメント小説の翻訳に多数従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Miyuki_fsog
15
H/Hは高校教師のカーターとブライダル・カメラマンのマック…そして、殺人も戦いもない 普通のロマンス💞 いつも読んでるハイランダーや元シールなヒーローに比べたら物足りないかと思いきや、ヒロイン・マックに言わせると眼鏡の奥の瞳がセクシーで ベッドでステキなヒーローなご様子💞 ヒロインの毒母や元カノへの態度も(o^-')b ! ラストシーンにはこちらまでニヤニヤ&ウルウル…次、行きます📖2019/10/29
すもも
7
★★★☆☆ VISION IN WHITE 2009年作品 ヒロインがヒーローに魅かれていく過程の気持ちや態度がヒストリカルの放蕩者ヒーローに似ていて可愛くて笑えた。ヒーローは頼りなさそうで実は芯のあるオタク的いちずな人。シリーズ次作の伏線もほんの少しだけあったけど、そういうの見つけるの楽しいんですよね。2016/11/24
あさひ.a
5
毒親トラウマから逃げられないヒロインの物語。冒頭の、少女たちの結婚式ごっことヒロインが写真に目覚める描写がとてもよかった。あのシーンだけで4人の女の子たちの特徴がとてもよくわかったし。4人の女性の関係性がとても素敵。2018/05/25
キッチンタイマー
5
結婚式には全く興味がないという逆風の中読了ー。なんといってもヒーローカーターね。メガネインテリ男子。地味に数学教師ボブのトンチンカンも好きだわ。カーターって赤毛の女の子に片思いしてたチャーリーブラウンのような少年だったのがスティーブンキングの登場人物の作家みたいに育って。でも不器用だからヒロインずっと世話焼く人になるでしょうねー。2015/05/30
erie
5
子どものころからの親友で現在は共同でウェディング・コンサルティング会社を運営している女性四人のシリーズ「ブライド・カルテット」一作目。ウェディング・カメラマンのマッケンジーと英文学教師のカーター。派手なところはないけどじっくりと読ませるノーラらしいロマンス。カーターはヒーローとしてはちょっと異色だけど、不器用なところがかわいくていい。次が楽しみ。2012/02/03