インテリジェンス人生相談 社会編

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インテリジェンス人生相談 社会編

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784594059286
  • NDC分類 159
  • Cコード C0095

内容説明

インテリジェンスを駆使した超実践的アドバイスが満載。

目次

第1章 貧困(薄給の介護ヘルパーで将来の展望がもてない;ホームレスになった友人を救いたい ほか)
第2章 国家(教育勅語を復活させたい;嫌がらせを受け、教師を退職しました ほか)
第3章 処世(転職先でうまくコミュニケーションがとれない;3期連続赤字で資金繰りが厳しい ほか)
第4章 未来(前科がついた私にアドバイスをください!;遺産相続で残ったトラウマを克服したい ほか)
番外編(「言論封殺魔」がやってきた)

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
1960年東京都生まれ。起訴休職外務事務官・作家。1985年、同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。1995年まで英国大使館、ソビエト連邦(現ロシア連邦)大使館に勤務。その後、国際情報局分析第一課において、主任分析官として活躍。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕される。2005年2月執行猶予付き有罪判決を受けて控訴するも、棄却され、現在は上告中。著書に『国家の罠』(新潮社、第59回毎日出版文化賞特別賞)、『自壊する帝国』(新潮社、新潮ドキュメント賞、第38回大宅壮一ノンフィクション賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

太田青磁

13
貧困、国家、処世、未来についての相談に答えた社会編。職場の人間関係を賃金を確保するためと割り切ることと、苦手なタイプの人間との接触を控えて、恨みや憎しみを持たず、少数のほんとうの友だちをもつというアドバイスに救われます。悩みや不安をノートに書くこと、苦しいときに助けてくださいと叫ぶことは大事なことだと感じます。人間の愛情や思いやりについて描いた良い小説を読むことと、ダメ人間でもさまざまな巡り合わせで人生は何とかなることを分かりたいと思います。それにしても、新自由主義は恐ろしい思想です。2012/10/09

ぎすけ

4
本のタイトルが語るように、本を悩みごとにあげて、著者が答えていくというのは面白い試み。相談の回答については、ツッコミたくなるところもあったけど、電話で相談に応じるなど、真摯に向き合ってる感じはするし、好感が持てたのは、テレビのコメンテーター(特に年配の人)が自己責任論にしてしまいがちな問題も、社会構造の悪さにも起因するということを肯定し、相談者に寄り添う態度。やっぱりキリスト教を深く信仰している著者ならではの回答になる。2015/09/27

さきん

4
貧困はもっぱら本人のせいだけにはできない。最近は、貧困は次の世代へ受け継がれ、日本の結束力を弱めている。中産階級を厚くしなければ、魅力ある国づくりはできない。2015/07/10

maharaja

4
多くの頁を、貧困からくる相談にさいていた。残念ながら貧困は社会の構造的な歪が原因なので、個人の力で解決できる問題ではないらしい。でも、そういう中でも人間として真っ当に幸せに生きる事を諦めてはいけない。個人でできることは、読書。そして、仲間を見つけること。困った時は、信頼できる友人、弁護士などに相談すること。悪い人もいるけれど、必ずいい人もいる。そう信じる。困ったらノートに書いてみる。文字には不思議な力がある。そしてどんな状況でも夢をもつこと。そして信じる。信じる。2013/02/06

ふぇるけん

4
以前、<個人編>の方も読みましたが、こちらも面白く読めました。具体的なアドバイスが相談者じゃなくても参考になります。相談者に合わせた目線と、すごく高い位置からの視点とを両方備えているのはすごい。2012/06/12

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