それでも、ゆとり教育は間違っていない

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784594054649
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0095

内容説明

今まで注目されていたのは全体の力。これから必要なのは「ゆとり教育」が目指した個の集合のチカラ。大学就職部、企業人事部、フリーター支援スクール、体験学習施設etc.、元ミスター文部省が現場の声と共に綴る教育論。

目次

序章 私は“ゆとり教育”という言葉が嫌いだ
第1章 学力は手段であり、目的ではない―社会を前に立ちすくむ若者たちを訪ねて
第2章 企業は教育に何を求めているのか?―採用現場の本音を聞く
第3章 すべてを学校に任せていいのか?―広がる“ゆとりの現場”を訪ねて
第4章 総合学習が目指すもの―ミスター総合学習・善元教諭を訪ねて
第5章 いろんな学校があっていい―学校の枠を超えた学び場を訪ねて
巻末対談 高木幹夫(日能研代表) ゆとり教育バッシングを超えて

著者等紹介

寺脇研[テラワキケン]
1952年、福井県生まれ。京都造形芸術大学教授。’75年に旧文部省に入り、’06年の退官まで生涯学習政策担当審議官などを歴任。映画評論家としても活躍する異色の官僚として知られ、ゆとり教育のスポークスマンとしてメディアに頻繁に登場した。辞職後も民間の教育ボランティアとして精力的に教育問題に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒデミン@もも

31
二人の子どもたちが受けた総合学習の中身、私が知っていることは、保護者参観とかあった時だけだが、とても良かったと思う。ただ先生によって得手不得手があるのも事実。しかし総合学習が上手くできる先生が、子どもにとって良い先生とは限らない。2015/09/03

Nobu A

10
寺脇研著書2冊目。07年初版。前著からも窺えるように著者はやはり官僚。80年代以降目立ち始めたいじめ、不登校、高校中退者の増大に対応すべく文科省が行った改革が「ゆとり教育」だったはず。筆者曰く「詰め込みを減らし、空いた時間で子どもたちの学びたいといった気持ちに目を向ける」だが、同時に高木幹雄の「ESDに中心になる人はいないの」に対し「文科省にそんな余裕はないですね」と回答。1クラスの生徒数減や総合学習の研修制度も行わず丸投げで成功するはずがない。内省もなく言い訳ばかり目立つ。ただ、全て失敗だとは思わない。2022/07/11

あー

3
レポートのため ゆとり教育の解釈の仕方が変わった2014/01/12

yumechi

2
ゆとり教育のコンセプト、思っていた以上に熱いもので素晴らしいとは思った。これまでゆとり教育のダメな部分ばかり見て来ましたが、価値観が変わりました。自分自身がゆとり教育の過程で学んでいたものの、総合学習とか当時よくわからずに取り組んでましたね。確かに言われてみれば…と言う感じ。しかし実際の教師ってもっと忙しそうにしてた。教員自体にゆとりが足りてないので、授業はよくならないんだろうなあ。部活の負担だけが減っても他の仕事が増えてダメながするし。子どもたちは休みが増えてゲームやメールばかりしてるのも問題ですねえ。2013/07/02

すいか

2
ゆとり教育が学力低下をまねいたとされるが、本来の目的はナンだったのか?きちんと考えて学歴社会から脱しなければ日本に未来はないと思う。2008/11/10

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