出版社内容情報
小さなころからずっと大事にしていたぬいぐるみ、大好きなひとからもらった写真、会えなくなった友だちに見せたかった雪だるま。忘れたくても忘れられない大切なもの、思い出と一緒に、魔法でお預かりします――。「銭天堂」「もののけ屋」シリーズの作者がおくる、心あたたまる物語。
内容説明
子どものころから大事にしていたぬいぐるみ、大好きな人からもらった写真、大切な友だちに見せたかった雪だるま。忘れたくても忘れられない大切なもの、思い出と一緒に、魔法でお預かりします―。
著者等紹介
廣嶋玲子[ヒロシマレイコ]
神奈川県生まれ。『水妖の森』でジュニア冒険小説大賞受賞、『孤霊の檻』でうつのみやこども賞受賞
佐竹美保[サタケミホ]
挿絵画家。SF、ファンタジーなどの分野で多くの作品を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mikeko
8
捨てられないもの、捨てたくないもの、遠ざけたいものを魔法で10年間預かる十年屋。執事猫のカラシは好み。料理上手。お手製のお菓子と飲物を一度ご馳走になってみたい。★171ページに6編の短編。めでたしめでたしばかりじゃないけど読後感は良かったです。義理の母娘、遠距離恋愛中の2人、親友でライバルの2人、祖父の残した宝物と再会した彼、性格と行動が禍いして独りぼっちになった彼女。未来はどう描かれるんだろう。それぞれの主人公達が幸せでありますように。★児童図書だけど大人にも読んでほしいと思う。さて次に進もう。2021/07/14
ななねこ3
2
捨てられたく、ないものを十年間あずかってくれる魔法のお店十年屋の話! いろんな話もあっておもしろい!小学生の中学年ぐらいが読める! 特に、最初の方の義母のはなしはお気に入り! ネコのカラシがかわいい!2022/02/23
エム子
1
ふしぎ駄菓子屋銭天堂を読みたかったのですが、貸出中のため同じ作者の本を借りてみました。児童書ですが、大人が読んでも充分面白かったです。どこの国のいつの時代かわからないのもよかったです。久しぶりのファンタジーは心をきれいにしてくれた気がします。次巻も読みたいと思います。2022/09/11