感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
合縁奇縁
16
こだまの告白に揺れる桃子。二人の気持ちを尊重しようとする敬四郎。三人の気持ちが交差し、きしみ始める朔原家。家族崩壊になった時はどうなるかと思ったけど、最後はハッピーエンドで終わってよかったです。ただ、こだまの気持ちを考えると切ないです。将来絶対にいい男になるよ2018/08/02
えびちり
4
こだまくんとしては色々と複雑だと思うけれど、これも大人への階段だと思います。彼はきっといい男になる。そして、桃子さんは選んだ人をちゃんとしっかりと支えていけるんだろうなあと。やっぱり、大人のずるいところを自分の意志で押さえて、誠実であろうとするダメパパが可愛いと思ってしまいます。ありさちゃんは可愛いけれど、こだまくんとのカップルはどうかなあ、と思っちゃうんですよね。むしろ彼女は下の弟たちとかとくっついてほしいとか思ってしまうのはなぜだろう。接点ないけど。2017/08/03
かなっち
2
とうとう最終巻です。トライアングルの恋の行方が気になって、一気に読みました。まぁそうなるよな~という結末だったけど、こだま君の気持ちを考えると切ないですね…。でも、最初の頃から見ると、随分大人になってイイ男になりました。将来がホント楽しみな感じです(桃子さんも後から後悔するかも!?)。先生のダメな大人の部分が見れたのは、意外性にちょっとキュンとなりました。家族崩壊になった時はドキドキしたけど、最後はハッピーエンドで良かったです。キス止まりだったのも、お話に合ってて満足だし。やっぱり家族モノが大好きです!2017/04/08
えびちり
1
1~6巻まで通読。この作者さんでは一番好きなシリーズでした。そうだよね、こんな人が間近にいたら好きになるよねこだまくん、という気持ちはよくわかりつつ、うん桃子の気持ちはきっとそうだと納得できたラストでした。ていうか、そうあって欲しかった流れ。家族のために悪者になることのできるお父さん、そして口うるさいおばさんが大好きでした。些か女々しいところのあるお父さんでしたが、ラストは格好よかったです。でも連載時はひかりくんが好きだったなあ…と遠い目になる。この作品、個人的に、おいしいご飯もの物語の先駆けかもと思う。2016/01/10
nagnagnagin
1
黙ってきちんと人の気持ちを受け止めてあげられる人って素敵だなあと。そして、真正面から正直な気持ちを遠慮なくお互いにぶつけられる人間関係って良いなあと。 最終巻は、自分の心を殺して悪者を引き受けてしまった人の姿に泣けて泣けて・・・家族は他人の始まりと言いますが、この家族は元々他人の集まりなわけで・・・そんな中で相手の意思を尊重しつつ自分の意見も言いあえる、そんな関係を努力して築いていく姿が素敵でした。正直読み終わった後、感動でしばらく動けなかった(^^;。2011/08/31